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褒められたいんだよ

皆さま、おはようございます。

皆さま、最近の子供さんは親とは友達のような関係を築いているそうですね。

ゆとり世代と少子化が影響しているのでしょうか。

素敵ですよね。

私は昭和の高度成長期生まれ。

きょうだいも六人の先頭です。

だからかあまり親に甘えられずにいたように思います。


「お兄ちゃんなんだから。」


「ちゃんとみんなの面倒をみなさい。」


ずっと言われてきましたね。

でも、そんなに頑張れない。

私だって優しくされたい。

褒められたい。

甘えたい。


そんなに厳しくされたくない。

なんでそんなに怒られるんだろう。

長いこと、親へのSOSを発信していきように思います。


それでも、「お兄ちゃんなんだから。」

それは変わらない。

きょうだいからは、「お兄ちゃんはいつもずるい」と言われます。


孤独感が私は半端なかった。

いつも独り。何でも独りで考え生きていたように思います。

きょうだいがどれほど多くても、それが何か得にならない。

子供の頃はそれなりに楽しかったかもしれないけど、お互い大人になってそれぞれパートナーを持ち子供を持ちすると当たりのキツさばかりで言葉に優しさなど感じられない。


これは私の偏見なのかも知れませんが、いつまでも私がお子ちゃまなのでしょうか。

大人になるってそういうことなんでしょうかね。


先日、ある方の満中陰(四十九日)へお参りして御斎(食事)の場に同席させていただいた時に、施主が皆さまにこう挨拶されました。

「亡き父は、本当に厳しい人でした。ずっと笑ってくれず、怒られているばかりで、ただただ怖くてしかたがなかった。父はそんな人でした。学生の頃は怖くて嫌いでしかたなかった。でも、でも、私はそれでも、また父に会って、もう一度叱られてみたい。」と、号泣されました。私ももらい泣きしてしまいました。

最後の言葉ですよね。

親心がきちんと届いているからこそ、この言葉が出たんじゃないでしょうか。

ナンマンダ〜ブツ、ナマンダ〜ブがたくさん出てきましたよ。


子供とは、いくつになっても親に褒められたいのです。言わなくてもわかるなどと言わないで、是非些細なことでも大いに褒めてあげてください。


私も父に笑顔で褒めてほしいよ。

無理なのはわかっているけど•••。

それでもやっぱり。

私はそんな賢くもないから心配ばかりかけている。迷惑ばかりの愚息であります。


皆さまは、子供さんと一緒にいる時、スマホに気を取られていませんか?

是非、子供さんを見てあげてください。

子供さんは、親の行動には敏感だと思います。

特に私個人的には、葬儀や法事に参加してくれた子供さんには、目一杯喜んであげてほしいとお伝えしています。


大切な生死の場であり聞き難い仏法の場に遇ってくれたのだから。

当たり前じゃなくて、素晴らしいことですよ。

褒めてあげてお参りの大好きな子供さんを育ててあげてください。


いずれ私がお世話になるのですからね。


さて今日も一日、大切な親からいただいたこの命生きてみます。

南無阿弥陀仏。

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