皆さま、こんばんは。
いやはや今日は一日ハードでした。
午前中、鴻巣市へお参りして、午後は千葉市稲毛区まで祥月命日、夕方は東村山市までお通夜。昨日は横浜市でしたからいやはや整骨院に通院中の身には厳しい状況でしたが頑張りました。そして無事に帰ってきました。
今日お参りした際に「4月8日は何の日?」と聞いたんだけど皆さま首を横に振られて「知りません」という回答でありました。
12月24日は知っているのに仏教を信仰しているはずの人がこの日を知らないなんて(悲)
ラジオを聴いていてもクイズで「4月8日は何の日?」ってこの時期必ずといって出題されるが、毎年必ず「わかりません」と皆さま答えてる。どうしちゃったの日本。
これだからいつも怪しい宗教に騙されてしまうんだと思うよ。仏教の教えを聞こうよ。
【四月八日はお釈迦さまのお誕生日】
花祭りだよ。
生まれてすぐ七歩歩いた。
天と地を指して、天上天下唯我独尊と言われた。これくらいは知っていませんか?
ま、普通に考えて生まれてすぐに赤ちゃんが七歩歩くなんてあり得ないよね。
でもそれを言ったらロマンがないよね。
⭕️お釈迦さまが生まれてすぐに七歩歩いた意味
私たちの生命は【六道】(ろくどう)という迷いの世界を【輪廻転生】(りんねてんしょう)していると仏教では教えられています。
【六道】とは、
【地獄】、【餓鬼】、【畜生】、【修羅】、【人間】、【天上】を言います。
これらは苦しみの世界であります。
お釈迦さまは、すべての人に、【人間に生まれた目的は、この六道を出離して真の幸福になることだ】と示されたのです。
これが【七歩】の意味です。
ちなみに納得されない方のために六道を説明します。
【地獄】人の行いが理解できないものが堕ちる。自分のした行為が良くないと理解できない人が悔い改めるために行く最も苦しみの激しい世界。[たくさん行きます]
【餓鬼】人に施しをしないものが堕ちる。食べ物も飲み物も皆、炎になり食べられず飲むこともできません。飢えと渇きで苦しむ世界。
【畜生】動物の世界。弱肉強食の境涯で常に不安に怯えている世界。(つまり今)
【修羅】争いの絶えない、苦しむ闘争の世界。
【人間】苦楽相半ばしている、私たちが生きている世界。
【天上】六道の中で楽しみの多い世界だが、悲しみもあり寿命もあるため迷界とされます。
この六道で、お釈迦さまの教え[仏教]を聞くことができるチャンスは一度だけ!
【人間】だけであります。
それなのに人間は【煩悩】がある故になかなか仏教を聞こうとはしません。
もし、お釈迦さまがいなかったら、誰も仏さまの教えを聞くことはできませんでした。
あまりに尊いことなのに、誰もその価値に気づきません。悲しいことですね。
【天上天下唯我独尊】
一人一人の命が尊いことを教えています。
それなのに、私たち人間は、常に争い、人を傷つけ、命を奪い合い、争いばかりであります。
それが国同士の争いには目を向けていくのに、身近な私たちの日暮らしの争いは当たり前のように繰り返しているお互いですよね。
だから、【地獄】は、私たちが作り、私たちがそこへ堕ちていく世界であります。
それをお見抜きくだされた仏さまの願いは、だからこそ起こされたのです。
【仏の正起本末を聞いて】
それは、「すべての人が迷いを離れて本当の幸せになれる道」です。
それではどうすればいいのでしょうか。
阿弥陀如来は、「仕事を持ち、家族を持ち、趣味ばかり優先して修行の真似事すらできない私たちのために先手のお救いを完成されました。それが南無阿弥陀仏であります。」
南無阿弥陀仏を称えながら、仏さまのみ教えを聞く人に私たちを育てようとはたらかれています。何もわからない、知らない、知りたくもないとはねつける私を決して見捨てずに、「まかせよ、救う」と喚び続いていてくださいます。
その他力の道をお釈迦さまは生涯をかけてお説きくださいました。
そんな素晴らしいお釈迦さまだからこそ、4月8日の花祭りには、ルンビニ園でお花に包まれて生まれたお釈迦さまをお花をお供えして祝うのです。お釈迦さまが生まれた時に甘茶のような甘い雨が降ったという故事から、お釈迦さまの誕生仏像に甘茶をかけて祝います。
素晴らしい行事だと私は思いますよ。
皆さまも是非、花祭りをお祝いしませんか?
南無阿弥陀仏