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「きっと良くなる」ことを信じて

この世に永遠のものはなく、形あるものは、すべて常に変化していく。

                    臨済宗 白隠禅師


白隠禅師にまつわるエピソードを紹介します。

ある村で未婚の娘が妊娠して出産しました。

「誰の子だ」と親から問い詰められた娘は苦し紛れに「白隠さまの子供です」と嘘をついたのです。激怒した父親は白隠禅師のお寺に怒鳴り込み、赤ちゃんを白隠に渡して「お前が育てろ」といってそのまま帰ってしまったのです。

この時、白隠禅師は何も言い訳もせず「そうか」と言って引き取って育てることにしました。


白隠禅師は周りの人達から「ふしだらな坊主」と非難を受けてしまいました。

村人は離反し弟子も白隠禅師の元を離れていく者がいました。

その様子を見ていた娘さんは、さすがにいたたまれなくなったのでしょう。

父親に嘘をついていたことを告白しました。

すると父親は驚いて白隠禅師の元を訪れ謝罪しました。


しかしこの時も白隠禅師は怒った素振りも見せずに「そうか」と赤ちゃんを娘に返しただけでした。


この話を通して言いたいことは、状況は必ず変わるということです。

人間関係のトラブルも、誤解が解け、不信も信頼に変わっていくということです。

もちろん、それは勝手にそうなるのではありません。自身の言動が改まっていくことも必要な場合もあったり、逆に白隠禅師のように一切の言い訳をせずに黙々と生きていくことでもあるのでしょう。

ですからうろたえずに「きっと良くなる」と信じ、常に明るく振る舞えば状況は好転していくのです。


一休禅師もおっしゃっておられます。

なるようにはなる、心配するな。


必要以上にあれこれ考えずに黙々と生きていきたいものですね。

み仏の誓いを信じ、尊いみ名を称えつつ、強く明るく生き抜きます。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏


おやすみなさい。

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