「斎」とは何?
- 超法寺の住職
- 2023年7月19日
- 読了時間: 3分
皆さま、こんばんは。
今日も大概暑くて何度着替えたことか。
またエアコンで喉がイガイガしている。
ん?コロナ?や、やばし。
しばらく様子を見ようかな。熱は正常だ。
まだまだ新型コロナウィルスは終息した訳では無い。むしろ静かに第九波の波が襲いかかって来ているとも言う。
私はずっとマスクはしている。
近くを通っただけで「はしか」は伝染るらしい。インフルエンザも流行っているそうだ。
人間は生きている限り、「病」からは逃れられないものだ。
久しぶりに喉がイガイガしたので私は不安になる。これも「凡夫」であればこそであります。
【凡夫】とは、死ぬまで煩悩から離れられないものを言う。
つまりは生きているとは、不安から逃れられないということであります。
なるようになる。なるようにしかならない。
そうなると思えば、なるようにはなる。
良寛さんも、災いを避けるのではなく受け入れることが一番の妙薬であると仰っています。
しかし、それができないのが悲しいかな凡人たる所以でもあります。
さて、仏事の際にたまにではありますがお食事の席につかせていただくことがあります。
それを「お斎」(おとき)と言います。
仏事での食事のことです。
「斎」は本来、「さい」と読み、その意味は、
殺生などの悪い行いはせず、嘘や悪口は言わないように、欲や怒りの意(こころ)を起こさないように、身•口•意の三業(しんくいのさんごう)を慎むことです。
斎日(さいにち)=身•口•意の三業を慎む日、 戒律を守る日。
斎場(さいじょう)=身口意の三業を慎む場、
葬儀場、火葬場。
この「斎」を「とき」と読むときは、仏事における食事のことです。
お釈迦さまがご在世の頃には、出家者(お坊さん)は、一日一食、それも正午までにする。
正午以降の非時(食事の時に非ず)には、食事をしないことが戒律で定められている。
現在でも、スリランカ、タイ、ミャンマー、ラオスなどの南方仏教(小乗仏教)の出家者は、厳しく守っています。
その一日一食、正午までの食を「斎」と言います。正午を過ぎでの、非時食(時に非ざる食)に対して、「斎」は時を守る食事であるので、斎を「とき」と読むようになったそうです。
皆さまの中で、住職とゆっくりお酒を交わしながらお話をしたいというご希望のある殊勝なお方がおられましたら、ご遠慮なくご相談ください。ただ住職はお参りには車で伺うので、そこの所はご注意ください。
先日、お斎に呼ばれた際は超法寺本堂でご法事をされ、皆さまのお車に御一緒させていただき、帰りもお寺まで送り届けていただきました。申し訳ありませんでしたが、良い交流にもなりました。皆さまとお近づきになりたいなぁと日々思っている住職であります。
そうそう最近では、ネットから超法寺を知ってお仏事のご依頼をくださる方が少しずつではありますが増えてきました。
やはりネットの力はすごいですね。
ちなみに今年のお盆参りは新しいアイテムを持参してお参りします。乞うご期待あれ。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
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