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執筆者の写真超法寺の住職

お念仏の御利益

皆さま、こんにちは。

今日も良い天気に恵まれています。

どうぞ二度とない素晴らしい今日をお念仏を

お称えしながら過ごしたいものですね。


さて、ではお念仏をお称えするとどのような素晴らしいことがあるのでしょうか。

【現生十種の益】がもたらされるとあります。


①[冥衆護持の益](みょうじゅうごじのやく)

目に見えぬ方々から護られる。

「南無阿弥陀仏をとなえれば 梵王•帝釈帰敬す 諸天善神ことごとく よるひるつねにまもるなり」〈和讃〉


②[至徳具足の益](しとくぐそくのやく)

この上もなく尊い功徳が、この身にそなわること。

「五濁悪世の衆生の 選択本願信ずれば 不可称不可説不可思議の 功徳は行者の身にみてり」


③[転悪成善の益]〈てんあくじょうぜんのやく〉

煩悩の悪をそのままにして、これを善に変えていただく利益。

「円融至徳の嘉号〈えんにゅうしとくのかごう〉は、悪を転じて徳を成す正智〈しょうち〉」

[教行信証 総序]

罪悪を転じて念仏の善と一味になる名号の徳で、罪悪が転換されて善根にならせてもらう罪(そのまま)が、功徳の体となるのです。


④諸仏護念の益〈しょぶつごねんのやく〉

諸仏に護られる。諸仏が護ってくださる。

「南無阿弥陀仏をとなえれば 十方無量の諸仏は 百重千重囲繞して よろこびまもりたまふなり」


⑤[諸仏称讃の益]

信心の行者は、諸仏から褒め称えられる。

「一切善悪凡夫人 門信如来弘誓願 仏言広大勝解者 是人名分陀利華」〈正信偈〉

お念仏を喜ぶ人を、広大勝解の人と、のたまへり。


⑥[心光常護の益](しんこうじょうごのやく)

阿弥陀如来の光明に包まれて常に護られる。如来の救いの中に常に護られている。摂取不捨、すくいとって捨てない。


⑦心多歓喜の益(しんたかんぎのやく)

心にいつも喜びを持っている。

心に喜びの多いこと。

それは物質を得て喜ぶ心ではなくて、人生の憂悲(ゆうひ)、苦悩の縁にふれて御法義を喜び、世の荒波を越えていくのです。


浄土真宗は、この私を見せてくれます。

この私を放っておけんという阿弥陀如来の喚び声に、私自身が目を覚まされて、そうでありました、そうでありましたね、と素直にいただいて、この命のある間は、生老病死の四苦八苦の中です。

辛いことの多い我が人生でしょうが、その苦しみを引き受けて乗り越えさせていただける力が南無阿弥陀仏のお念仏です。


⑧[知恩報徳の益]

如来の恩を知らされて報恩の生活をする。


阿弥陀如来の恩を知らされると、やがて親や社会の種々の恩に目覚めていく利益のこと。


以下、続きます。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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