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是に有(ここにいるぞ)

更新日:50 分前

痩蛙 まけるな一茶 是に有  【小林一茶】


『浅黄空』の前書きに、たたかいを見て、とある。

カエルにも強いものと弱い者がいるであろう。

繁殖期になるとメスをめぐってオス同士が争う。


一茶は、自分が弱い方に属する人間だったから、判官贔屓のように、

「痩蛙」に向かって「頑張れよ、ここに一茶がいるからな」と声をかける。

「負けるな一茶是に有」という一茶の口調は、「応援しているから負けるなよ」と弱いもの同士が一緒に戦っているような感じもあって、とても微笑ましく感じる。


この句は一茶の父の命日、五月二十一日に作ったものと言われます。

奇しくも親鸞聖人のお誕生日と同じであったのですね。

その日にたまたま蛙の戦いを見たのですね。

そして自分に似た「痩蛙」を応援する。


これは亡き父に向けて「自分も痩蛙みたいなものですが、何とか頑張って生きていますよ」と報告をしているようにも見えます。

「是に有」という言葉は、「自分はここにいるぞ」、「忘れるなよ、ここに俺がいるんだ」という強烈な主張や気概も感じる気がします。

私も常に亡き父とお念仏を称えながら語らいでいます。


時鳥 なけなけ一茶 是に有


※弱い側を応援して自らも奮い立つ。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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