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執筆者の写真超法寺の住職

素晴らしき好き人になる

更新日:2022年5月13日

皆さま、こんにちは。

寒くなりましたね。雨が降りそうです。

私は新型コロナワクチンの三回目接種の副作用で左腕がかなり痛みます。

今回は初めてファイザーを打ちました。


さて、今日は分陀利華についてご紹介します。

【分陀利華】(ふんだりけ)とは、[純白の蓮華]のことで仏さまや菩薩さまのお徳を褒め讃えるのに、たとえとして使われる言葉です。


『仏説観無量寿経』にお釈迦さまが「念仏する者は、これ人中(にんちゅう)の分陀利華なり」と言われています。


分陀利華は、今、お念仏を申す凡夫(臨終まで煩悩から逃れられない私)の褒め言葉として使われているのです。


ご本願のお念仏を喜び、仏さまの智慧と慈悲をいただき、浄土を目指して生きる者は、あたかも、泥沼のごときこの迷いの世界に咲く白蓮華(びゃくれんげ)のような人だと言われるのです。


この『仏説観無量寿経』のお言葉を受けて、中国の善導大師が「お念仏する者は、これ人中の妙好人なり」とおっしゃっています。


妙好人とは、言葉で言い表わせないほどの素晴らしき好き(よき)人ということです。

お念仏を喜ぶあなたが妙好人であり、仏さまから白き蓮(はちす)の華と褒め讃えられるのです。


妙好人といえば、山口県下関の六連島(むつれじま)の、お軽さんが知られます。


安政三年、56歳で往生されました。


【重荷せおうて山坂すれど 御恩おもえば苦にならず】


【鮎は瀬に住む 小鳥は森に わたしゃ六字の内にすむ】


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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