初詣にはお寺に参ろう
- 超法寺の住職

- 1 日前
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初詣は「恵方参り」とも呼ばれます。
皆さまは「恵方巻き」の方が身近でしょうか。
恵方とは方角の吉凶をいう俗説で、陰陽道に基づいています。
十干十二支(じっかんじゅうにし)の組み合わせによって、その年の
恵方を決め、その恵方にあたる方角の神社に参詣するのが恵方参りです。
なぜ恵方があるかと言えば、まんべんなく神さまとお付き合いするための工夫ではないかと推察しています。日本の神さまは「八百万(やおよろず)の神」と呼ばれるほど大勢の神様がいて割合やっかみ深いのです。どこの世界でもそうですが、人気スターの神さまばかりがチヤホヤされますと落ち目の神さまはへそを曲げ、人に意地悪をするというのです。まるで私たち人間みたいですが神道の神さまはそれほど人間とかけ離れた存在ではありません。
そのような訳で、神さまにやっかみの気持ちを起こさせないために毎年、恵方といった方角を決めて神社参拝をするのです。
一方、仏教徒にとっての信仰の原点は、やはりお寺にあります。
信仰というものは常に一番で無ければなりません。
ついでではいけないのです。
初詣には、先ずお寺に参ってから新年のご挨拶をして、その後にお墓へ参って昨年一年の無事を感謝し御礼をして新しい年の決意を新たにすればいいのではないかと思います。
そして、その後ついでに、お参りしたい人は神社参りをすればいいのです。
それでは神さまがバチを当てるなどという人があるでしょうが、そもそもどうして神社仏閣にお参りするかがお分かりでないのでしょう。
神さまや仏さまには感謝、御礼を言うのであってこちらの都合の良いお願い事をするものではないのですから。それでなくても大きな願いだというのにお賽銭はちょこっとだというのに。ちょっと厚かましいと思いませんか。
それよりも、神さま、仏さまの私への願いを素直に聞くことの方がどれだけ御利益があるでしょうか。それを新年にあたり気持ちも新たに聞いておく。
これが信仰というものです。
では浄土真宗の聞いておかねばならないものは何でしょうか。ぜひ新年に聞きに行ってみてくださいませ。南無阿弥陀仏
※恵方参りは毎年拝む神さまが違うのですから神道の方では最初っからついでを予定しているのですから安心ですよ。




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