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お浄土参りの秘訣(3)

皆さま、おはようございます。

今朝も穏やかな朝であります。

おかげさまですね。

今日も昨夜に引き続き午後から川口市で葬儀です。また昨日は久しぶりに逢えた人とたくさんお話しができて気分スッキリでした。

最近はあまり友人とゆっくりお話をする機会がなかったので大変嬉しかったです。


[お浄土参りの秘訣]

21.今や早や、心にかかる雲もなし、見られ

 知られて参る極楽。


22.「よびごえ」に己れ忘れて、西の岸。


23、よしあしも、おもいも信も忘れはて、

 仰げば空に澄める月かげ。【本願力】


24、阿弥陀を離れた私なし、私を離れた阿弥陀

 なし。摂取光中[せっしゅこうちゅう]、

 弥陀のふところ。

25、私ゃ、ひょろひょろ、中は空っぽ、どうせ

 真っ直ぐには聞かぬやつ。


26.夜は暗し、道もわからぬ、その時に阿弥陀

 さまが手を引いて、本願力は大きいでなぁ。

  [長野•善光寺の戒壇巡り行ってみな]


27、本願力が大きいで、地獄を負うて極楽へ。


28、本願力が大きいで、「信心」という言葉

 さえ、この娑婆に置き忘れてぞ、参る極楽。


29、本願力が大きいで、「聞きごころ」まで

 払われて、霊亀尾[れいきお]を曳く尾を

 曳くな。


30、自信教人信[じしんきょうにんしん]、

 報恩の行を怠るな。


※【自信教人信】

「自ら信じ、人を教えて信ぜしむ」


本願念仏の法を自ら信じ人にも教えて信じさせるという意味です。

これは、七高僧のお一人、中国の善導大師のお言葉です。親鸞聖人は、この言葉を『教行信証』の中に引用され、他力の信心を恵まれた者は、自ら信じさせていただいたことを大いに喜び、他の人をまた信じさせることになる。

それは実に得難い喜びであるといただかれました。

これは【みづから信じ、人に教へて信ぜしむること、難き(かたき)がなかにうたたまた難し。大悲弘く(ひろく)あまねく化(け)する、まことに仏恩(ぶっとん)を報ずるになる】


「大悲弘くあまねく化する」は、阿弥陀さまのお慈悲が主語であります。

親鸞聖人は教えを伝えることも私たちの手柄ではなく、阿弥陀さまのおはたらきの中の出来事だといただかれました。

私たちが教えを信じ、人に教えて信ぜしめることも法そのものが持つ【弘まる】はたらきということです。

お念仏を喜ぶ、お浄土へ向かう今を喜ぶ方々を通じて、私たちに阿弥陀さまの大悲がもう既に届いているのです。


私たちは自らが【地獄】を作り、自らが地獄へ落ちていく、そんな愚かな生き方を重ねています。それなのに自分は間違いがないと誤ったものの見方をして他者を否定して裁きながら生きています。これこそが【凡夫】たる生き様でありましょう。

だからこそ阿弥陀さまの【ご本願】が建てられてあることを知りたいものですね。

落ちゆく私を[落としゃせんぞ、まかせよ救う]の阿弥陀さまの親心に気づき、そのご苦労は、実は私の大切な方々が身をかけて【縁】を結んでいてくださったのです。

それなのに愚かな【自我の殻】に閉じこもりながら生きては申し訳ありません。

私はそのようにいただいています。


今日も一日、私は阿弥陀さまを仰ぎながら、南無阿弥陀仏を灯火として生きていきます。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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