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執筆者の写真超法寺の住職

翠華(蓮の花)

皆さま、こんにちは。

暑いですね。風がないからか異常な暑さで震えています。昨今の電気代の高騰で安易にエアコンを使えません。困りましたね。


さて、先日仏縁を結ばせていただきました方は我が母と同じ名前の方でした。

母よりはまだまだ若い方でしたが、母と同じく大病を患われた方でした。

法名は、故人さまが生前書道をされていた際に「翠」という字を使われていたと言われたので、【翠華】という法名を授与させていただきました。


翠華とは、【蓮】の意味がある。

蓮は仏さまを表す言葉として知られています。


それは、蓮の花が【極楽へ生まれる人の心の特徴】を表しているからです。

《蓮華の五徳(れんげのごとく)》


1、淤泥不染の徳(おでいふぜん)

2、一茎一花の徳(いっけいいっか)


3、花果同時の徳(かかどうじ)


4、一花多果の徳(いっかたか)

5、中虚外直の徳(ちゅうこげちょく)


意味)

1、泥田のこと、蓮はドロドロの泥田に咲きます

しかし、泥の中に咲いても蓮の花は泥には染まらない綺麗な花を咲かせます。


2、蓮の花は一つの茎に一つの花を咲かせます


3、蓮の花は一度に開きます。咲くと同時に実ができています。


4、蓮の花は、一つの花にたくさんの実をつけています。


5、中にはいくつかの空洞があります。これが中虚ということ。外直とは、まっすぐということ。



この五つの特徴から、それぞれ極楽へ生まれる人の心を説明されています。

これを正しい信心といいます。


この正しい信心の偈(うた)、正しい信心を教えられているのが親鸞聖人の書かれた「正信偈」です。


《生きているうちに正しい信心を獲た人は、極楽へ生まれられるのです。極楽には蓮の花が咲いていて、極楽に生まれる人は蓮の台に忽然(こつぜん)と生まれると説かれています。》

蓮華化生(れんげけしょう)といいます。



この悲しみを縁として、是非とも仏法を聞いてくださることを願っています。

そしてまた遇う世界を知りながら「今」を生き抜くことに努めていただきたいと願っています。


お母さん、お元気にならされましたか?

愚息はいつも心に想いながら、あなたが教えてくださったナンマンダブツを灯火に今を生きています。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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