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皆ともだちなんだよ

皆さま、おはようございます。

今月からお盆が始まります。

浄土真宗以外ではお墓までご先祖をお迎えしたり、餓鬼への施しをする施餓鬼など大変ですね。つまり浄土真宗以外では亡き人は皆、地獄におられるという認識なのでしょうか。


それならどうしてせっかく人間に生まれたというのにもかかわらず、仏法を聞くことを怠るのか。「老い」には超敏感でたくさんのお金をかけているのに、「病」にも保険を含めてたくさんお金をかけている、「死」には家族葬などなるべくお金をかけずにいます。

でも一番大切なのは、実は私たちは死んでからの時間が半端ないということですよ。


ましてや地獄に堕ちたら「苦痛」しかないのです。[等活地獄]を例にご紹介します。

ここは生前に【殺生】を無慈悲に行なった者が行くと言います。

地獄には死んだものが行くのですが、地獄では【痛み】はあるのだそうです。

石のベッドのようなものに寝かされ、鬼がノコギリで亡者の体を足の先から頭の先まで、「ギーコ、ギーコ」と引いていくのだそうです。

痛みはあるのだから当然激痛です。もちろん麻酔など打ってはくれませんからね。想像を絶する痛みではないだろうか。

そしてきっと、「許して〜、ごめんなさい、助けて〜!」と叫ぶのでしょうか。


しかし地獄の世界は【言葉が通じない】と言われます。つまりどんなに許しを乞うても鬼は顔色一つ変えずに、ただノコギリを引き続ける。

何度も何度も何度も•••••。

許しを乞うても鬼は「お前さんも、許しを乞うた者たちに耳を傾けず無惨に殺したんだろう?」と、独り言のように呟くそうです。


ノコギリで身体を引いて引いて•••••身体が砂になるまで繰り返すのだそうです。

そうすると、どこからか風が吹いてきて飛ばされていく。

実はこの地獄が一番罪の軽い者が行くのだそうですよ。どうしてか。

それは砂になって飛んでいく間は痛みがないのだそうです。

しかし、しばらくすると鬼が、空へ向かって「等活!等活!」と叫ぶ。

すると砂になって飛んでいった亡者が戻ってきてまた石のベッドに、身体も見事に元通りに。

また鬼は亡者の身体をノコギリで引いて引いて引いていく。これを延々と繰り返すのです。

これが私たち人間が堕ちていく地獄の一番罪の軽い世界だというのです。


どうすれば許されるのでしょうね。


その答えは既に仏教の教えの中に明らかにされています。だからこそ、仏教の教えを聞かねばならないのです。なのに極悪非道な生き方は止めずに仏事は怠っているのではないでしょうか。

人間だからこそ聞くことができる仏法。

聞いてくれよとご先祖がどんなに願っても、亡き人のためにしてやっているくらいにしか捉えられないこの私にご先祖はきっと嘆き悲しんでおられるのではないかと私は思います。


是が非でも聞きたい方はどうぞ超法寺へお参りくださいね。お待ちしてますよ。


私たちの先人たちが大切にしてきた仏事、お盆[盂蘭盆会]を疎かにして私たちが本当の安らぎにあえるとは私は思いません。

他人ごとじゃないんだよ。

誰が行く?無慈悲な生き方をしている私が行くのです。


もうすぐセミが鳴くでしょう。

カブトムシを取りに行く子どもが増えるでしょう。セミは子孫を残すために鳴くのです。パートナーを探すために。短い人生をかけて。

それを知らずにか昆虫採集をすればセミの人生を奪ったことにならないでしょうか。

もしあなたがセミだったら、そんなことをされて嬉しいでしょうか。

カブトムシだって子孫を残すために生きています。

皆さまだって子孫を残したいし、子どもだって欲しいでしょう?だったら、見るだけにして見守ることが優しさじゃないかな。

カブトムシだって飼うなら最後まで(卵を産ませ育てる)殺さずにしていただきたい。


だって等活地獄に行きたくないでしょう?


地獄は、生前に私がしたことの報いを私が受けていく場所ですからね。

夏休みの宿題、課題に虫を採集して標本を作らせることではなくて、セミはなぜ朝から晩まで死ぬまで泣き続けるのかをレポートした方がずっと素晴らしいと思う。

大人が仏法を聞かなければ、可愛い我が子が地獄へ堕ちてしまうよ。それでいいのかな?

私の周りの大人は、幼い頃から教えてくれました。

「お前もみんな、阿弥陀さまに出会ってお浄土に生まれて仏さまになるんだぞ。」って。


おかげさまで素晴らしい大人に恵まれました。

皆さまも、そんな素晴らしい生き方をしてみませんか。

見方がまるっきり変わりますよ。


「みんな、みんな、生きているんだ、ともだちなんだ🎵」

さて、何の歌でしょうか。

知っていたら、外出したら歌ってください。

ハッピーになりますよ。


さて今日も一日、ナンマンダブツを称えながら生きていきます。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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