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六曜にとらわれない人生

夜分に失礼します。昨日は粗大ゴミの重労働で疲れてしまい、またダウン

してこの様ですよ。夜は長いです。先ほど灯油を入れたついでに金子まで

行ってきました。入間の深夜はどこも暗いですね。


さて皆さまは「友引」や「仏滅」って気になりますか?

最近では浄土真宗の教えが浸透している地域では少しずつ「友引」は葬儀を

しないことがなくなってきましたが、未だに関東では「友引」には葬儀をしない風習がつづいています。ですのでお寺さんも「友引」に休みを取ることが多いです。

是非、土日祝日に法事をされる方には「友引」に仏事をされるようにお願いしたいです。(超法寺は住職一人で切り盛りしている関係で午前中に法事を受けると友引以外は葬儀が入ってくることがあるのです。)


このように皆様にはせっかくのゴールデンタイム(10時〜12時)に法事の予定をされたいのに住職に予定に合わせて午後にしてくださっていること感謝しております。

超法寺が非法人寺院になることができましたらお手伝いさんを募ってこの状況を変えていこうと思っていますので、今しばらくお待ちくださいませ。


この度は、仏滅の嘘についてお話しします。

六曜の言葉の成り立ちを知ることで気にならなくなるはずですよ。

一般的には、「大安」は縁起が良く、「仏滅」は縁起が悪い日と言われています。

「仏滅」には地鎮祭や上棟式は行われず、「友引」には都内の火葬場は休みとなります。「大安」は結婚式・旅行・開業・移転・はたまた宝くじの購入まで全てに吉日。

「仏滅」は何をするにも良くない大凶の日と言われています。


「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」を合わせて六曜と言います。

二千年以上前の中国で流行したすべての現象を六つ分けて考える「六行」(ろくぎょう)、時刻の良し悪しを占う「六壬」(ろくじん)が変化したものです。

陰陽(おんみょう)、五行が結びついた「陰陽五行思想」の流れをくむという説もあります。陰陽五行思想とは、奈良時代に仏教や儒教とともに日本に伝わりました。

平安時代になると、安倍晴明(あべのせいめい)などの陰陽師(おんみょうじ)が活躍し、ニセのお経と言われる『宿陽経』(しゅくようきょう)による占いが貴族の間で流行りました。江戸時代初期には徳川家康・秀忠・家光と三代の将軍が天台宗の僧侶だった天海を重く用いました。

この天海は陰陽道を用いた助言をされていましたために、幕府の政策に大きな影響を与えたと言われています。明治維新後は、仏教を退ける廃仏運動のために【物滅】(ぶつめつ)が「仏滅」と変えられたと言われています。

つまり気にすることはないということがお分かりでしょう。


お釈迦さまは二千四百年ほど前の方です。ネパールのルンビニで生まれ、三十五歳で悟りを開かれブッダ(仏陀)となられました。そしてクシーナガルで八十歳で入滅されました。

仏教の言葉を漢字の意味から見ると、「滅度」(めつど)とは煩悩を滅して(無くして)悟りの境地に入ることです。私たちは死ぬまで煩悩からは離れられず、自分の力で悟りを開くことはできません。本当の意味からすれば縁起の悪い日なんかじゃなく【尊い日】なのです。


お釈迦さまは、「愚かな者は、ただいたずらに災いを嫌って幸のみを求めるが、道を求める者は、この二つをともに超えて、そのいずれにも執着してはならない」『涅槃経』と言われています。


親鸞聖人は「(仏教徒が)日柄の良い日を選び、吉凶を占い、神を祀るなどを好むことは誤った教えにしたがうものです」(『正像末和讃』)と、私たちが陥りやすい落とし穴に落ちないように忠告されています。


いかがでしたか?六曜にとらわれない生き方があります。

阿弥陀さまとご一緒に生きていくことは、365日、大安吉日を生きていくということです。そうでないと思っているから吉日や凶に囚われてしまうのです。

阿弥陀さまの願いを知ったら、毎日が大安吉日でしかないと知らされて安心して生きていくことができるのです。


ナンマンダブツ。

おやすみなさいませ。

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