皆さま、こんばんは。
飛び石連休の最終日はいかがお過ごしでしたか。
さて、今日の祝日は勤労感謝の日ということはご存知だと思いますが、なぜかということもご存知ですか?
雑学としてご紹介しますね。
また祝日に「の」がつく意味も併せてご紹介します。
元々は「新嘗祭」という祝日でした。
「勤労感謝の日」となったのは昭和23年からです。
「新嘗祭」とは、宮中や伊勢神宮などで天皇が行う儀式です。天皇はその年に収穫された五穀を神々に献上し、翌年の豊穣を祈願します。
この儀式は七世紀の女帝、皇極天皇の時代に始まったと言われます。
明治初年までは旧暦の11月に行われていましたが、明治6年から現在のカレンダー、新暦の11月23日が新嘗祭の日となりました。
戦後、GHQの要請で国家神道に関係する新嘗祭は廃止され、代わりに勤労感謝の日として祝うことになりました。
農作物の収穫は労働の成果という論理だそうです。
つまり、初めから変わらない祝日には「の」がつかないようです。
途中から変わった祝日には「の」がつくのですね。
このように意外と知らないこと、途中で意味が変わったものがあるということです。
例えば、我が浄土真宗でも、「弥陀をたのむ」という実に誤解が多いものがありますね。
皆さまはこの「弥陀をたのむ」をどのように解釈されているでしょうか。
きっと「依頼する」と解釈し、阿弥陀さまにお願いする、と受け取っていませんか?
それは浄土真宗ではありませんよ。
たのむ=依頼
となったのは、実は江戸時代からだそうです。
それ以前は、たのむ=相手のいうことを聞く。
の意味だったそうですよ。
浄土真宗は鎌倉時代ですから、たのむ=阿弥陀さまのお願いを私が聞く!
と受け取らねばならないのですね。
つまり、HELP MEではなく、THANK YOUです。
助けていただいてありがとうございました。
感謝します。
こういう受け取りをされていますか?
間違えておられたら、是非一日も早く直してくださいね。
南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ。
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