号泣しています。
ウチの子たちにそっくりだなぁ。
志村けんさんの愛犬「殿」くん。
私とリンクしているようだ。
私は志村けんのようにならないように日々過ごしてきました。
だって、志村けんさんが亡くなったのは、私の誕生日だったのだから。
「殿」くんは天国に行ったの?
うぅん、違うんだよ。
そう思いたいんでしょうけど。
犬も私たち人間も天国行きの条件は満たせないから•••。
「殿」くんはたくさん教えてくれていました。
動物だから•••ペットだから•••と、私たち人間は人間と区別していますよね。
阿弥陀如来さまは、【ご本願】という素晴らしいおさとりを完成されています。
あらゆる生命を、【ご本願】のはたらき一つでもれなく救っていこうとはたらき詰めであります。あの手この手を使ってまでも。
真実から背を向け、自分の知識•常識こそが正しいと間違った認識を持ち、阿弥陀さまの願いに背を向け続ける私に、気づいてくれ!
まかせてくれ!我が名を呼んでくれ!と、
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と私に現れてくださいます。
聞いてくれよ、我が名を呼んで、私が作った浄土に生まれて仏さまになってくれ!
「殿」くんは、血液のガンを患っても、「今」を生きることをしっかりと見せてくれました。
私たち人間は、なまじか「いつか死んでいく」ことを知っているから、諦めたり、悲観したり、後悔したりしますよね。
でも、犬や動物は、それを知りません。
生きることだけを考えて生きているのです。
どんなに辛くても、苦しくても、飼い主(ご主人)や家族のために生ききろうとします。
その姿に私たち人間は勇気をもらい、生きることの大切さを感じるのです。
笑顔に優しさを知り、温もりに触れることでストレス発散することもできるのです。
私自身、今までどれほどウチの子たちに助けられてきたか。人生の厳しさに打ちのめされても、それでもいつも私に勇気と優しさを与えてくれています。
昨年のコロナ禍の中、予定が全てキャンセルとなり収入を全て失い夢遊病のようになっていた私をウチの子たちは、いつも笑顔いっぱいでよりそい続けてくれました。
その度に、奮起する力をくれたのです。
きっと彼らは阿弥陀さまが遣わしてくださった諸仏なのかも知れないと、ただの犬好きなお坊さんではなく、アニマルセラピストという動物を介して仏法に人々を誘うことに今チャレンジしています。
犬たちに触れることで、身体的なハンデを抱えた方々が笑顔になる、優しくなる。
素晴らしいと思う。
昔から笑う門には福来る•••と言いますよね。
ストレス社会でイライラすることで争いが起こり、悲しい犯罪を生んでいます。
だからこそ、私たちがしあわせになるきっかけは南無阿弥陀仏より先に別のものがあってもいいんじゃないかなと、私は考えています。
現実には厳しいこともあるのでしょうが、「寂しい」余生【浄土真宗のみ教えに出遇えると、与生となりますよ】を孤独の中生きるよりも、確かなものと二人連れで今を生きていく私になれたら、どれだけ素晴らしい老後を過ごせるでしょうか。
これから先、5年、10年後、私はもっともっと寂しくて孤独な生き方をされる方が増えていくと思う。
だからといって、寂しいから「じゃあ、お寺に参ろう!」という人は増えてはいかない気がします。
動物の持つパワーは半端ないと思う。
人間も素晴らしいが、こればかりは犬や猫には太刀打ちできないよ。
だから、彼らの力を借りてでも、阿弥陀さまの【ご本願】をお伝えしていくことが私のすべき使命だと考えています。
今夜の「殿」くんが私たちに教えてくれたこと。
しっかり仏法を聞く人になって、「今」をたしかに生きていくこと。
この一瞬、一瞬を少しでも悔いなく生きていこう。
そういうことだと私は号泣しながら知らされました。
また遇いましょうね。
有難う!
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