おはようございます。
石川県の大地震から早くも一週間。時の過ぎる速さにおどろいていますが、被災された方々には厳しい時間ではないかとお見舞い申しあげます。
現地への応援させていただきたいと言うのですが、ふるさと納税はすでに8億以上集まっているそうです。
私は本願寺吉崎別院に一般社団法人えんまんという浄土真宗本願寺派僧侶が始めているボランティアさんに託そうと思っています。
些少ではありますが少しでもお力になれればと思っています。
まだ200名以上の行方不明者がおられる状況であります。
一人でも多くの方たちが生存されていることを願っております。
未だに震度5以上の余震が続く中の救助活動に頭が下がります。
国も一生懸命にサポートをされていることと思います。
ただ、こう言う状況でも温度差があったりします。
こればかりはどうしようもありませんね。
今回の地震だけではなく、身の回りのことについても興味がなくなる
ことは常であります。
お寺のことでも、一生懸命頑張っている姿を応援してくださっていた方が段々と興味を示さなくなっています。ま、全員ではないのですが温度差を痛感している。
人は当てにはならないのは言うまでもありませんが、私は人を当てにする人なので
露骨に温度差を感じてしまうのです。
父は剛腕でしたから自分でなんでも推し進めたのでしょうが、私は真逆なのでお支えをいただかねばできない人です。
ずっと頼りにしていた人が興味を示さなくなって急に不安になってしまいました。
でもこれは自分の使命だし、自分でやることなのでいつまでも人に頼ってばかりでは
いけないのでしょうね。
中村静村さんの 『むこうがわ』を読んでみます。
何もかもむこうが仕上げて、何もかもいただくこちら、
やるせないのはむこうがわ、やせてつらいのはむこうがわ、
ただせつないのはむこうがわ、たのんでいるのはむこうがわ、
つかんでいるのはむこうがわ、すてられないのはむこうがわ、
やっと仕上げていただいた、称えるだけのお念仏、
合わせるだけのこの両手、春三月の日だまりの、つくしのようなこちらがわ。
全部、ご用意くだってあるのに、それでも煩悩具足の凡夫をあてにしようと
している我が身の浅はかさを恥ずかしく思うのであります。でもそれでも。
ナンマンダブツ、ナンマンダブツ。
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