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執筆者の写真超法寺の住職

また一人

皆さま、こんばんは。

今日の都内は曇り空でした。

二日ぶりに我が家に帰ってみるとポストに一枚のハガキが。

見ると母からでした。

先月の誕生日のお礼でした。

ただ、私が千葉に居た時に毎月、月忌参りに行っていた方が90歳で往生されたそうでした。


長い間、本当にお世話になった方でした。

私が勤めてあげれなかったのは申し訳ない思いでした。ま、30年も居たのですからたくさんの方々と仏縁を結んできました。

それぞれに私なりに精一杯のお取り次ぎをさせていただきました。

この方は富山県の出身で、ご主人と早くして別れてお辛かったことだと思いますが、本当に良くしていただきました。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

一緒にお念仏を申すことができたことが一番嬉しいです。


阿弥陀さまに抱かれて迷いを離れ、南無阿弥陀仏になられました。

大願寺を支えてくださいました。

この場を借りて御礼申し上げます。


私は場所は変わりましたが入間市で大願寺イズムを育んでいきたいと奮闘しています。

また逢えます。

倶会一処(くえいっしょ)の世界です。


これが浄土真宗のみ教えに遇わせていただけることの喜びではないかと常々思っています。

サヨナラしない、「またね」の世界。


また一人、大切な方が参られました。

母はまた一人、同志を見送ったことを寂しいと言われていましたが、母にもこの命終わるまで隠居などせずに、お世話になった方々のためにご法義繁盛に努めてほしいと願うばかりです。


「煩悩にまなこさへられて 摂取の光明みざれども 大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり」《高僧和讃 源空讃》

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