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執筆者の写真超法寺の住職

阿弥陀さまはどこにいるの?

阿弥陀さまはどこにいるのでしょう。


いくら目を凝らしても、欲にまみれた私にはそのお姿は見る事はできません。


でも大丈夫ですよ。

たとえ見ることができなくても、私のために常にはたらいていてくださっていますよ。


そのはたらきを素直に聞くとき、阿弥陀さまは私の心の中に満ちてくださいます。

そして、置かれた状況によっては何をしでかすかわからない危なっかしい私に向かって「南無阿弥陀仏 大丈夫 いつも一緒にいるよ」と、常によびかけ護っていてくださいます。


悲しみの涙にくれている私にそっと阿弥陀さまは私と同じ気持ちになっていてくださいます。

そして、どうかすべて私(阿弥陀)にまかせてくれないか。必ずあなたを悲しみから立ち直らせるから。と、南無阿弥陀仏、ナンマンダブツと呼びかけていてくださいます。


そう、南無阿弥陀仏が聞こえていてくださるのは、信じることすらできない私に阿弥陀さまの方が先手をうってお救いを届けていてくださっているのです。


ということは、亡き人は既に阿弥陀さまの南無阿弥陀仏に包まれ、南無阿弥陀仏に抱かれて、お浄土に生まれ仏さまになってくださるのです。


もう亡き人のことは安心してよいのです。


今からは煩悩から離れられない私が阿弥陀さまの願いを聞いて生きていくのです。


◉浄土真宗では、位牌や遺影に手を合わせることはしません。


浄土真宗の宗祖親鸞聖人は、あらゆる人が等しく救われる阿弥陀さまのおはたらきを示してくださいました。

阿弥陀さまのよび声を素直に受け入れたとき、死はいのちの終わりではなくなります。

「往生」=生まれていく


阿弥陀さまの建立してくだされた、しあわせな者しか生まれられない国、浄土。

浄土に生まれて仏さまとしての新たないのちを授かります。

「誕生」のときとなるのです。



死ぬんじゃない

仏の国に

生まれゆくんだ

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