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一番悲しい出来事

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

皆さま、こんばんは。

今日はとても悲しい出来事がありました。

長い時間、一緒に過ごしてくれた息子、みやび(雅)が突然亡くなりました。17歳4ヶ月でした。私が40歳の時に出会い、一番身近でいてくれたかけがえのない存在でした。

どんな時でも側にいてくれました。

みやびがいたから一人でもやってこれたのです。その息子でありバディでもある存在がこの世を去りました。


この世は無常でありますから、必ず別れていきます。他人事ではなくこの私もいずれこの世を去るのです。


朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて、夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり。


『御文章』[白骨章]より


まさにこれが無常の世界であります。

改めて彼が教えてくれたのですね。

ついさっきまで当たり前にいたのに、もう•••。

明日の昼に火葬していただきます。

命を預かるとはこういうことなのです。

通夜は夜伽と言います。

今夜はみやび君と一緒にいたいです。

何も語らない彼が長い時間、私と過ごす中でさまざまなことを教えてくれました。

あの悲しみのどん底の時にも、みやびはそっと側に来て横で寝てくれましたね。あれが12年前、あっという間だったね。

親の次に長く一緒にいた存在でした。


阿弥陀さまは、あらゆる命を救うおはたらきをされます。彼はまさにみ仏に抱かれて行ったのですね。


み仏に抱かれて、君ゆきぬ西の岸、懐かしき面影も消え果てし悲しさよ。


み仏に抱かれて、君ゆきぬ慈悲の国、み救いを身にかけて、示します畏さよ。


み仏に抱かれて、君ゆきぬ花の里、尽きせざる楽しみに笑みたもう嬉しさよ。


み仏に抱かれて、君ゆきぬ珠の家、美しきみ仏と成りましし尊さよ。


[み仏に抱かれて]仏教讃歌


本当に長い間有難う。

みやびがいたから頑張ってこれたんだよ。

ずっと南無阿弥陀仏を聞いてきたみやびだから、間違いなく阿弥陀さまのみ手の中にいるんだよね。

これからはお父さん、お母さんと同じように南無阿弥陀仏の声の中で遇えるよね。

悲しくて辛いけど楽しかったよ。

有難う、よく生きてくれました。

感謝します。

南無阿弥陀仏

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