悲しき哉 愚禿鸞 愛欲の広海に沈没し 名利の太山に迷惑して
定聚の数に入ることと喜ばず
「迷」のつく言葉はたくさんありますよね。
皆さまは日頃から漢和辞典を開くことはありますか?
漢字の成り立ちや意味を知ると視野が広がりますよ。
おすすめします。
「迷」という字は、道が多すぎて決断がつかないという意味です。
「迷惑」、「迷信」、「迷走」、「迷路」、「迷宮」、「低迷」、「混迷」
などいっぱいありますよね。
人生は右往左往することがあまりに多いです。
道に迷ったなら人に聞けばいいでづが、人生に迷ったらどうでしょうか。
誰に聞きますか?
先生、親、きょうだい、友人、医者、警察、上司、誰が人生の迷いを解決してくれるのでしょうか。
迷っているということは、自分がどこにいるのかわからない。自分の進む先がわからないということです。判断一つで大事になってしまいます。
アントニオ猪木さんの「この道を行け」があります。知っていますか?
彼の座右の銘ですね。有名ですが、実はあのトンチの一休さんの言葉と知っていましたか?
「謝」運は勇気の無い者にはめぐってこない。何が起ころうとも総てに感謝
ありがとう。「デビュー50周年 アントニオ猪木」
【この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。】「一休禅師」
人生は決断の連続です。そこに大義はあるのかです。
そして、「本当にしたいことはなんですか?」
仏さまに抱かれた「ご縁」を生きていこう。
アントニオ猪木さんの国会の予算委員会での思い出。
「アントニオ猪木でございます。」
突然、大きな声で、「1、2、3、ダー!元気元気、元気があればなんでもできる。」と雄叫びをあげたのです。
議長は何事もなかったかのように、「猪木議員、静かにしてください。」と。
するとアントニオ猪木さん、平身低頭で「も、申し訳ございませんでした。それでは始めさせていただきます。」と言われた。見事にスベッたのでした。
テレビの前で爆笑は視聴者の住職。
住職の座右の銘は、「生死事大 無常迅速」であります。
これも禅から来た言葉であります。人生を厳しく見つめられたものです。
凡夫だからしょうがないのでは無いのです。
凡夫だからこそ、悲しむべしなのです。
「今」を如何にして生きていくのか。
あれこれ考えずにできることを精一杯やれたら悔いが少なくて済みます。
ダラダラやるから、「もうちょっとやればよかったな」という後悔が残るのです。
やれるだけやったら、「まあ、やるだけやったからね。」に落ち着いていける。
私はそうなりたいと思って日々過ごしています。
【往け来いと東に西に釈迦と弥陀 押されてひかれて参るお浄土】
尊い言葉です。私に迷いはございません。
唯、ナンマンダブツです。
仏さまの願いは、【汝、一心正念にして、直ちに来たれ、われよく汝を護らん】
有難いですね。尊いですね。ナンマンダブツ
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