皆さま、こんばんは。いよいよ令和5年も残るところ2日です。
こんなに年末ギリギリまで大掃除もできずにいるのは初めて。
今年は今日までお仕事をいただきました。
葬儀は昨年より二桁ほど減りましたが何とか年を越せます。
様々なチャレンジと皆様のご依頼によりお寺活動にも一歩も
二歩も前に進めたと思うます。これは私の力ではありません。
皆さまのおかげであります。
今年は両親の一周忌を済ませ、新たな一歩を歩んでいますが、
私の赤ちゃん時分の写真を見ると、もうそのまま母に全てを
委ねている私ばかりです。当然かもしれませんがおまかせしています。
あれごらん 親に抱かれて寝る赤児
落ちる落ちぬの心配はなし (神戸市・稲垣瑞剣師)
最近ではこのような光景を見ることはなくなりましたが、お母さんにおんぶされた
赤ちゃんの姿は理屈なしの「おまかせ」です。
お母さんにしがみつくことなく、両手を外に出して、スヤスヤと寝ています。
まんま、おまかせしています。お母さんを信じきった姿です。
少しでも疑っていたらこのような姿で寝ることなどできません。
今の私は高所恐怖症です。これは赤ちゃんを卒業してからずっとです。
お母さんの手を離れてから自分で生きていると不安ばかり。
安心などできやしないのです。
この歌は、浄土真宗のよろこびを味わう尊い歌です。
阿弥陀さまの確かな名号(南無阿弥陀仏)が私に至り届けられる時、
私の先行き、心配は一切無用であります。
「疑心あることなし。これを聞といふ」
浄土真宗のみ教えは、【聞く】宗教なのです。
何を聞くか。
阿弥陀さまの生起本末を聞くのです。
自分勝手に聞くのではありません。聞こえたままを疑いなく聞くのです。
私の手アカをつけてはならないのです。つい付けてしまうものです。
手アカが付くと全部、自力になりますぞ。
お母さん、私の人生はあなたの愛情でいっぱいでありました。
お母さんのその愛情に気づかせていただいたからにはあなたを忘れること
などございません。ナンマンダブツの声となっていつも一緒です。
お母さん、有難うございます。
何てしあわせな私なのでしょうか。
このしあわせを、ここ入間市で一人でも多くの人たちにお伝えしてまいります。
これこそが私がすべき使命であります。ナンマンダブツ。
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