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親鸞聖人の歩まれた道

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

皆さま、おはようございます。

昨夜はまた寝落ちしてしまい、目が覚めたら眠れずに今ブログを書いています。


昨年から旧統一教会や信仰宗教がさまざまな形で取り沙汰され、宗教は良くないみたいな誤解を無宗教の方々に植え付けてしまったような気がする。


私たち凡夫は死ぬまで欲望(煩悩)から離れられないのであります。

その煩悩の悪戯か、怪しい宗教では「あなたの信心が足りない」とか、「それでは地獄に堕ちますよ、いいのですか?」などと脅され[怪しい宗教の常套手段]恐ろしくなり【献金】をしてしまうそうですね。

きちんとした信仰を持ちませんと、このような愚かな言葉に恐怖に陥り冷静な判断ができなくなります。

ただ、よく知っていただきたい。

そもそも私の信心など当てになるのでしょうか?コロコロ変わり続ける気持ちに生きる私たち。その上、夏だから暑いというのに、「暑すぎる」と文句を言う。これがもうすぐどう変わる?「寒くて辛い」などというのですね、残念!


では浄土真宗の宗祖親鸞聖人が歩まれた道とは何でしょうか。

【どんなことに出あっても、おかげさまです、有難うと慶んで生きること】


これはかの良寛さんもおっしゃっていますよね。

【しかし災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。是はこれ、災難をのがるる妙法にて候。】


これもまた親鸞聖人のお心がけと同じように感じます。

しかし悲しいかな、世間の人は信仰したら、お祈りをしたら、宝くじが当たったり[億が当たった方の約6割が自己破産するらしい]、不幸から解放されたり、病気が治ったり、私の思うがままに生きれるなどと、この21世紀にいまだに信じているのだから面白い。

そんなものを勧める神仏はおられません。

真実の真理は、すべての人々を本当のしあわせにしたいという願いでしかありません。


たまにご住職、浄土真宗はいいですよね?

何もしなくても阿弥陀さまが救ってくださるから。私は浄土真宗で良かったです、などと真剣に言われる方がおられます。

実に悲しくなります。


【仏願の正起本末を聞く】


親鸞聖人が浄土真宗は【聞く宗教】と言われたのは何を聞くのかを、ただひたすらに私の生き方を厳しく問うていくみ教えであります。

楽なんかじゃありませんよ。


私たち人間は、真実なる神仏の願いを聞きもせず、むしろはねつけて【求めるばかり】です。

止まることを知らない無限の欲であり、まるで地獄絵図に出てくる餓鬼の姿[欲しい欲しい]ではないでしょうか。

まるで親鸞聖人とは真逆の生き方ではないでしょうか。

その上、周りから言われると、私は【凡夫だからしょうがない】などと開き直る始末です。


いくら阿弥陀さまが、まかせろ救うとおはたらきになられてもこれではどうにもなりませんよ。だから親鸞聖人は『正信偈』に「報仮ニ土正弁立」(ほうけにどしょうべんりゅう)、極重悪人唯称仏(ごくじゅうあくにんゆいしょうぶつ)」と、おっしゃっています。

正しき信心を得なければ、報土(即得往生)はしない、報土往生多からずと言われます。


皆さま、いかがですか?

自分の生き方は阿弥陀さまの願いのままでしょうか?自分勝手な論理で生きていませんか?

仏法を聞いてもわからない人が、寺にも参らない、聴聞もしない、でどうやって阿弥陀さまの親心に出遇うというのでしょうか。


改めてお話ししますが、親鸞聖人の生き抜かれた道(他力本願)は、

【お念仏を信じ【我にまかせよ、我が名を称えよ】、お念仏に生かされ、守られて、おかげさまでありますと生き抜き、有難うと終わっていく人生を歩ませていただくこと】であります。


本当に、お念仏を信じておれば、もっと堂々と人生が歩めるはずであります。


本当に、お念仏を信じた生活をしておれば、どんな時でも、一番に仏さまのところへ行くはずです。一にもニにも、南無阿弥陀仏であります。


お念仏を信じるとは、【すべてを南無阿弥陀仏におまかせしてお念仏を称えながら生きていく】

ここがはっきりしていないと、親鸞聖人のお心がわからないままになるのです。


あ、ようやく眠たくなってきました。

「老い」とは悲しいですが、その老いにもしあわせがあるのです。56歳の私を思えば56年もの年月が必要なのだから。

思えば長く生きていますね。たくさんの方々にお遇いさせていただいています。

お浄土で遇う人たちに今、遇わせていただけているのですからね。


超法寺に仏縁をくだされた方には日々感謝であります。未熟な住職で申し訳ありません。

皆さまのお許しをいただいて何とかここまでやってこれました。

私の力ではとてもここまでやってこれませんでした。感謝の気持ちを忘れずにこれからも精進してまいります。

リピートをくださいます方々、頭が下がります。これからも何卒よろしくお願いいたします。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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