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衣替えですね

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

皆さま、こんばんは。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日も良いお天気に恵まれて暑いくらいでした。

ただ、衣替えなのですよね。

暑がりの寒がりの面倒住職は未だに夏の衣でお参りしています。申し訳ございません。


しかしながら予報では明日からは変わりやすいお天気になるそうなのでさすがにそろそろ冬衣にスイッチせねばならないでしょうね。


さてお昼のニュースで行方が分からなかった小学生の女の子らしいご遺体が発見されたとのショッキングな報道がありました。

私もそうでしたが、小学生って一人で遊んでいると思わぬ行動をとりがちです。親は昼間は仕事で居ないし、友だちもいつも一緒とは限らない。


当初はあそこで遊ぼうと出かけるのですが、途中で気が変わることはしょっちゅうです。

好奇心いっぱいですから。

私は幼稚園、小学校一年生辺りはお寺(築地本願寺和田堀分院)に住んでいたので、一人で遊ぶのは明治大学和泉学舎の裏にある通称?くじら公園で、空を見上げてボ〜っとしていた記憶があります。

また友だちが一緒だと、池の中に入ってみたり、本堂の上に行き梵鐘を鳴らしたり(もちろん昼間)して父にめちゃくちゃ叱られた。(そりゃそうですよね。事務所にいた父は飛び上がってビックリしたらしいから)


そんな親からすると目が離せない子どもの私はよくぞここまで生きてこれたことです。

きっと父母を困らせ、心配かけてきた情けない私だったはずですね。

ただ周りから注目されたいというから悪知恵の働く子どもで、またマンガの主人公に感化されてすぐ真似をしたがるヤンチャものでした。


あ、そういえば夏休みに広島の田舎に預けられていた際に、子どもたちで川に遊びに行って川に流されたこともありましたよ。(よく誰も何もならずにいたよ)

田舎は限界集落だから(オオサンショウウオ生息地)本当に大田舎。タクシーで広島駅まで1時間位かかる。

大きなスズメバチの巣を虫取り網を持って、あろうことか麦わら帽子も被らずに取ろうとして頭を刺されて三日三晩熱にうなされた。(近くに病院もないから、キンカンだけ塗っていた)

よく生きていたものですよ、まったく。


こうして考えてみたら、人間って不思議なんだなぁ。何があっても不思議ではない。

生きているのではなくまさに生かされているんだ。

では何から生かされているのか。

それは人間の知恵ではわからないだろう。


人智を超えたものとの出逢いがあればこそ自ずと知らされる世界があると思う。

興味のある方は是非、お寺へ参って仏法をお聴聞してみてください。

すぐにはわからないですが、少しずつ少しずつきっとわかるようになっているはず。

私がそうでありましたから。


賢いからわかるのではありませんよ。

修行なんかしなくてもわかる。

ではどうすれば?


私の問題になっているか。

ただそれだけだと思う。


都合の良いことばかりは起こりません。

むしろ都合の悪いことからだからこそ人間は【気づき】に出逢うものでは無いでしょうか。

今回の痛ましい事案(まだ事故か犯罪かわからない)は今回初めて起きたものではありません。

人間は【すぐ忘れてしまう】もの。


特に自分のことでなければ余計にそうなるもの。


まだ小さなお子さまをお持ちになられる親御さまには是非、教訓としてなるべく子どもさんを一人で外出させることは禁止してください。

我が子を失って苦悩する前に、万が一をいつも考慮して(SECOMを持たせるなど必要)いただきたいです。

今回のようなことが起こると皆さま、学校で対応してほしいとおっしゃるけどそれは無理だと思う。

やはり我が子の責任は我が親でしか取れないものだから。


それぞれにご事情はおありだとは思いますが、それこそ学校にだって都合もあるのです。


他人事、戯事、真あることなし


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏


大切な子どもさんを亡くされた親御さまには衷心よりお悔やみ申し上げます。合掌念仏


せめてお念仏をお称えさせていただく仏縁を結んで、お浄土での再会を果たしていただければと切に願っております。ナンマンダブツ

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