皆さま、こんばんは。
今日は風が冷たく吹きましたね。
ただ日本海地方の方々を思えばむしろ
喜ばせていただかねはならないような気持ちがしますので、やせ我慢でした。
だって寒いものは寒いんだから。
さて、最近感じることをお話しします。
僧侶紹介業者からの依頼で参る機会が今も多いのですが、もっと私たち僧侶(浄土真宗)は皆さまに寄り添って、浄土真宗のみ教えだけではなく荘厳(仏壇のお飾り)についてもお教えする必要があるように思います。
途中から(四十九日、一周忌等)ご縁いただく時に、ご遺族がお骨や位牌、写真に手を合わせているような状況に出くわすことがあまりに多いからです。
葬儀だけすれば良いんじゃありません。
そんなお坊さんとお付き合いしたらダメですよ。
葬儀社にお坊さんを頼むなら、きちんと浄土真宗のみ教えをお伝えくださる方に来てもらってくださいと言うべきです。
お経を読めば良い、そんなものではないのだから。
浄土真宗の宗祖親鸞聖人は、
「凡夫といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおほく、いかりはらだちそねみ、ねたむここらおほくひまなくして、臨終の一念にいたるまで、とどまらず、きえずたえず」
と、おっしゃっています。
〈意味〉凡夫は、命終わるその瞬間まで、煩悩から離れられないものを言う。すべてのことを私中心にみて、争いをおこし欲望•怒り•妬みに、心と身体を悩ませ苦しみ続ける。
そのような生き方の私は残念ながら仏さまに背を向け地獄(自業苦)へ堕ちるすべしかないのです。そんな私を阿弥陀如来さまが何とか救いたいと、間違いなく救う方法を【南無阿弥陀仏】に込めて届けてくださいます。
私はそのお念仏【ナンマンダブツ】を称えて阿弥陀さまにおまかせして救っていただくべきです。それを知らずには安心して生きていく、死んでいくことなどできません。
阿弥陀如来さまは、私が思う不安、心配、恐れをすべて支えていてくださいます。正に万全なのですね。
「わしの 臨終 あなたにとられ
臨終 すんで 葬式 すんで
あとのよろこび なみあみだぶつ」
〈島根〉浅原才市
この味わいこそが浄土真宗であります。
これを聞かずにいることは残念でありますよ。
葬式坊主にはなりたかない。
私しゃあ、親鸞聖人、蓮如上人、先人の方々のお味わいをいただいて、お念仏申す日暮しをしていきます。
南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ、なんまんだぶ、。
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