禅の言葉[一休]

【世の中の評判など、すぐ変わる】


《今日ほめて 明日悪くいう 人の口

 泣くも笑うも 嘘の世の中》


お世話や親切は“しっぱなし”が良い。

 こんなことがありました。

 随分、親身になって優しい心遣いをして、

 人のために尽くした。

 忙しいのに、何とか時間をかけて、あれこれ

 頼みを聞いて差しあげた。

 しかし、「お世話になりました」とも、

 「ありがとう」とも、頭を下げてお礼すら

 されなかった。

 


また、こんなことすらありました。

 そのようなことをひたすらしてきたという

 にもかかわらず、お礼や感謝の言葉すらない

 し、また逆に裏切られたり、なぜか意地悪を

 されたりする。あることならまだしも、ない

 こと(誇大解釈されもした)で陰口を叩かれて

 しまったり踏んだり蹴ったりにこちらが

 苦しめられたりもした。


そんなモヤモヤを恩師に尋ねてみたことがありました。

 すると笑いながら、

 「あはは、それはお前が悪いぞ。間違えている。

  ありがとうや感謝をしてもらうために人に

  親切にしてはならないのだよ。

  人に親切にするときは、一切の見返りを期待

  してはいけないんだ。」•••と。


 また、ニコニコしながら、

  「お前も相手も死ぬまで泥凡夫(煩悩から離れ

   られない)じゃないか。相手に期待しても

   無駄なんだよ。お浄土に行ってから仲良く

   すれば良いだけぞ。」•••とも言われました。


なかなかこのような心構えが足りないようだ。

まだまだお聴聞が足りないのだろうか。


 【今日ほめて 明日悪くいう 人の口

  泣くも笑うも 嘘の世の中】


「あいつはいい奴だ」と、今日はほめられたのに、

 明日になると、「あいつはダメでしょうがない」

 と、けなされる。


 人の口、世の中の評判というものは、良くても

 悪くても、大半は、真実ではない。

 正しい評価ではない。


 昨日泣いていた人が、今日は大笑いしているじゃ

 ないか。

 泣いても笑っても、そのときに、ちょっぴり反応

 しただけで、それはその人の姿ではない。

 だからこだわらない方が良いのだ。



 ◉[人の評価ばかり気にすると、戸惑って

   人生が停止してしまう]


 そんなもんだそうだ、人間なんて。

 気にしない、気にしない。

 ひと休み、ひと休み。

 ナンマンダブツ、ナンマンダブツ、ナンマンダブツ

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