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祝 10000回視聴

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

皆さま、おはようございます。

今日から三連休ですね。良い休日をお過ごしください。私は明日、父の一周忌を勤めます。

改めて日々の過ぎる早さを痛感しています。


まさに【無常迅速】です。

それと同じくして、私の人生も最終章がいつまで続くだろうかと思いながらであります。

きっとそんなに先の話ではないでしょう。

しかしながら何とか、入間市に浄土真宗本願寺派のお寺を残しておきたいという願いだけであります。


さてその願いが叶うか夢の途中で終わるかは阿弥陀さまのみが知ることです。

あ、みなさま『夢の途中』って歌を知っていますか?

来生たかおさんの歌です。薬師丸ひろ子さん主演の伝説の映画『セーラー服と機関銃』のテーマ曲の原曲であります。


[サヨナラは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束、現在(いま)を嘆いても胸を痛めても、ほんの夢の途中]です。


ちなみに、薬師丸ひろ子さんが歌われた『セーラー服と機関銃』の歌詞は、

[サヨナラは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束、夢のいた場所に未練残しても心寒いだけさ]と、少し歌詞が違っています。


歌詞は来生たかおさんのお姉さんの、来生えつこさんで作曲が来生たかおさんです。

歌は来生たかおさんが歌っています。


映画のハイライトは、【快感】でしたよね。

あ〜、懐かしいですね。

若い世代の方にはこの感動は共有できないでしょうがね。昭和の邦画はなかなかインパクトありました。中学生の時に流行ったのには『戦国自衛隊』というものもありました。


私たちの仰ぐ浄土真宗のおみのりの世界は、「サヨナラのない」世界です。

【倶会一処】(くえいっしょ)

南無阿弥陀仏を我が身にいただいて人生を歩み、命終えたら阿弥陀さまの慈悲のはたらきにより【浄土】へ参らせていただくのです。


だからサヨナラにはならないのです。

何もわからない、私たちのために願いが立てられ二度と苦悩、別れのない究極の世界が極楽浄土であります。あらゆるものを本当のしあわせにしたい。そのような願いを法蔵菩薩さまは誓われ、自ら長い長い思案、はるかに長い長い修行を重ねて仕上げられたのが【他力本願】であります。南無阿弥陀仏一つで往生していく有難い道であります。

これが私たちの本当のしあわせなのですね。


このお心を私なりに精一杯にお取次ぎさせていただいた法話が唯一、YouTubeにあります。

築地本願寺ひとくち法話『たのむ』です。

有名でも先生でもない私ではありますが、この度1年間でついに10000回の視聴をいただきました。私はビックリしております。

どんな方がどのような思いで私のお取次ぎをお聴聞してくださったのだろうか。

そして、一人でも頑張って生きてみようと思ってくだされたかな。それがもしあれば私はすでにしあわせ者であります。


亡き父が思いを込めて高校から京都へ行かせてくれたというのに、初めて親元を離れてタガを外して遊び呆けていた愚かな私でありました。親の期待を見事に裏切ったこの私。

その愚かな私を父は責めもせず見守ってくださいました。あの頃に戻れるなら必死に学びたい。でも戻れないからいいのかも知れません。


それは今、築地本願寺常例布教に出向されておられます阿部信幾先生がご教授くださいました。良き先生であります。

そんな素晴らしい先生でもない、勉強もせず、ただお聴聞を重ねてきただけの形ばかりの布教使たる私の法話を10,000回も視聴されるなど不可思議なことです。


これだけでも、お父さん、お母さんは喜んで。くれているかな。

また今年は実家寺院を退職して都市開教専従員となって初めて、築地本願寺常例布教へ出向させていただきます。しあわせですね。

11/30〜12/3、出向させていただきます。よければまたお聴聞ください。

末田節を取り次いでいきます。ははは。

『母情仏心』をテーマにお話しいたします。


さて今日は、都内のお参りを済ませたら、千葉市までお参りします。

安心運転でね。皆さまもどうぞ事故のないよう良い休日をお過ごしください。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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