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執筆者の写真超法寺の住職

盆踊りの始まりは実は

皆さま、こんにちは。

久しぶりに太陽の見えない一日になりました。

しかしながら場所によっては大災害に見舞われているところもあるようですね。

お見舞い申し上げます。


さて築地本願寺では予約制ではありますが3年ぶりに盆踊りが開催されます。

子どもの頃から馴染みの深いイベントです。

私のイチオシはなんと言っても【ホームラン音頭】ですね。

これを聞くと幼少期を思い出します。


100円玉を握りしめて縁日へ繰り出したのが懐かしいなぁ。

現在の車の出入り口の短い通りには数多くの出店がありました。


さて、皆さまは盆踊りではどうして手を上げて踊るのかご存知でしたか?

実はあれは救われたことを喜ぶところから来ているのです。


地獄行きの浅ましい生き方しか知らない、出来ない私を仏さまのお慈悲を知らされることにより浄土という真の世界へ救いとられていくおいわれを聞く行事こそが本来の【盂蘭盆会】ですから。


ご先祖はお墓で眠っていてお盆に地獄から帰ってくなんて未だに思っている方が圧倒的なのは実に悲しいことですね。


《聞いて忘れて 忘れて聞いて 私しゃ籠耳 お慈悲の水に 今日も一日ざぶりとつかり ご恩喜ぶしあわせ者よ》


一年にお盆くらいは法話を聞いて過ごしたいものですね。わからなくてもいいんだから。

聞いておけば忘れても、ふぃっと思い出せることもあるけど、聞いたことのない人は思い出すことは決してありませんからね。

聞きましょうよ、他人事ではないのだから。


盆踊りは「地獄行きの私を阿弥陀さまは救ってくださる。ありがたや、ありがたや〜」の、喜びのお祭りだと知りましょう。


あ、勘違いしないでくださいね。

阿弥陀さまは浄土真宗の方を救ってくださるのではありませんよ。

南無阿弥陀仏の仏心を知り、受け取った方をお救いくださるのです。


ちなみに浄土真宗で言う「救われる」とは、ご臨終です→即得往生です。


そのうち救われるは阿弥陀さまの本意ではありませんよ。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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