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執筆者の写真超法寺の住職

皆んな繋がって支えあっているのに

皆さま、こんにちは。

今日は久しぶりにスッキリ秋晴れ。

快晴ですね。あちこちで渋滞があり人の出はすっかりコロナ禍であることを忘れさせています。


しかしながらまだ収束したわけではありませんから油断せずに引き続き手洗い、うがい、マスク着用は怠らないようにしたいですね。


さて、このコロナ禍の中、今まで経験したことの無いほどの仕事がない厳しさをこの2年間過ごしてきました。

給付金も宗教団体には出ないという厳しさもありました。普通なら生きる希望すら見失いかねない異常事態でした。


そんな状況下でありながらも生きていくためにはどうすればいいのか?

私は何をするために生きているのか•••。

規則にばかりがんじがらめになりながら私は必死で考えました。


色々な方が知恵を授けてくださいました。


圧倒的に見捨てる人ばかり•••。

「ウチだって大変なんだ。」

「どうするかは自分で考えろ。」


厳しい言葉ばかり。

でも私も生きていかねばなりません。

それと同時にまだ浄土真宗のみ教えを知らない方があまりに多くおられる。

その方に何とか伝えていかねばならない。


いくら生きていくためとはいえ非合法や反社の仕事をするわけにはいきません。

親鸞聖人は、蓮如上人は危機的状況をどう乗り越えられたのか。


眠れない夜を過ごす中、ある時•••。

この先は来月の布教でお話します。


その時の言葉に私は前を向くことにしました。

悪戦苦闘する中、失敗8割しながらも気がつけば何とか徳俵に足を乗せながら(かなり足は痺れていますが)今に至ります。


緊急事態宣言が全面解除され経済活動が再開されました。法務も少しずつですが回復基調にあります。しかしながら少ない牌をたくさんのお寺さんで奪い合う状況は続いています。


単価も安くなるばかり。

それでも前を向いている。


なぜ?

だって浄土真宗の素晴らしいみ教えを伝えることができる機会をいただけているのだから。

皆んなが危機的状況下の中、仕事を失い苦しんでいるというのに見知らぬ顔をすることは私にはできません。

私だけではしあわせにはなりません。

(千代子ばあちゃんの言葉よ)


苦しい時ほど仲間が力を合わせて共有していく。


これが私の生き方です。

末田らしくは手を携えて、力を合わせて「夢」の実現に向かって頑張ること。


決して「夢を捨てさせること」ではないのです。

阿弥陀さまはそう願っておられるのです。

厳しい世相の中にまだ浄土真宗本願寺派のお寺がない場所、地域に新しい拠点を作ってやろう!などとマジに考えて立ち上がった仲間が「俺は関係ない。巻き込まないでくれ!」などと言う輩がいたら悲しいわ。

人間一人ではできないよ。

あらゆる人たちのご理解、ご協力あればこそ「夢」は叶うはず。


私はそれだけを日々思いながら「今」を阿弥陀さまと歩んでいます。

きっと皆んなで笑顔で喜べる日がくるさ。

「関係ない」

そんなことを言うお坊さんにはならない。


スカッと澄み渡る海を眺めながらそんなことを感じています。

また頑張っていこう。


南無阿弥陀仏


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