「快適な暮らしに慣れて 知らぬ間に 環境破壊に加担する日々」
令和元年十二月(日経)
八千代市 服部勝
「風が吹けば桶屋が儲かる」
全てがつながっているという、仏教の説く縁起の相を示したことわざです。
大風が吹き、砂ぼこりを浴びて目を悪くし、目の見えない人ができる。
そういえばこの時期、花粉が飛来し花粉症で悩む人は相変わらず多い。花粉症には【腸活】が大切だというが皆さま腸活には乳酸菌と思われている方が圧倒的に多いと思いますが、そもそも乳酸菌はどの腸に働くかご存じですか?
腸にも二種類あって、乳酸菌は主に【小腸】で働く。小腸は免疫力が強くて乳酸菌の力はそれほど必要にはないとも聞きます。
では免疫力を高めるためには何が必要か、それは【大腸】なのです。
確かに【大腸がん】はよく聞きますが、【小腸がん】はあまり聞かないですよね。
大腸を鍛えることが大切だそうです。
では大腸を鍛えるには乳酸菌より【ビフィズス菌】なんだそうです。
知っていましたか?
だから私は【ヤクルト1000】に加えて【ミルミルS】も愛飲しております。
花粉症の症状は今のところやんわりになっている気がしますね。
さて話が脱線しました。
桶屋が儲かる話の続き、目が見えなくて、三味線で生計を立てようとする人が多くなる。
三味線の胴を張る猫の皮の需要が増え、たくさんの猫が殺される。
猫が減るとネズミが増え、ネズミが桶をかじるので桶屋が儲かる。
【縁起】とは、人間の心のはたらきを含めて、全ての事物(じぶつ)は、因縁というつながりの中で生まれ起こるということです。
孤立して存在し得るものは一つとしてなく、全ては他とのつながりの中で生起(しょうき)しているということです。
そしてそのつながりは、空間的にも時間的にも、無限の広がりを持ちます。
いつの世も、【老】【病】【死】の現実の苦悩は人間である以上、避けられません。
つい先日までウクライナとロシアの戦争を仲介して収めようとしていたトルコでは未曾有の大地震により死者が40,000人を超えているという。
彼らは東日本大震災の際にはたいへんな義援金を含めて助けてくださいました。
私たちはあの大震災でこの世の終わりのような苦痛を余儀なくされましたよね。
それに比べると、新型コロナだ、円安だ、電気代ガス代が•••と悩みますがしあわせじゃないですか。
悩んでるいても笑っていられているよ。
彼らは今笑える状況にはないのです。
皆つながっていますよ。
私たちの快適な生活があちこちで環境を破壊し、毎年のように起こる自然災害とも綿密につながっていることを忘れずにいたい。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
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