浄土真宗の最も大切な心
- 超法寺の住職
- 6月27日
- 読了時間: 3分
皆さま、こんにちは。
ついに九州地方が梅雨明けのようですね。
本格的な夏本番となります。
より一層の熱中症対策を心がけてください。
また散歩も人間は肌を出さない。マダニ対策をしっかりとしましょう。もちろんワンちゃんもそうですが、ワンちゃんは肉球の火傷には最大限の心配りをお願いします。
飼い主は靴を履いているためアスファルトの激アツに気付きにくいですがワンちゃんは肉球が火傷してもご主人と散歩できる喜びが優先しますから我慢してしまうそうです。
日中の散歩は控えましょう。
また草むらに入るのを極力避け、どうしてもの際にはペット用の虫除けをしてあげましょう。
さて明日は超法寺の永代経です。
ご講師に草加市光明寺住職、石上光鏡さまをお迎えしています。元西本願寺総長、石上智康さまの甥でもあります。日頃から埼玉組(そ)で応援していただいています。
是非お参りされ、ご一緒にお聴聞いたしましょう。14時から法要、14時30分くらいから60分一席です。
浄土真宗の目指す道は、いつでもどこでも、どんな状態でも安心できる場所や人間関係を大切にし、またそうした安心の境地に誘ってくれる教えであります。まさに真実の宗教であります。
浄土真宗の最も大切な心を「安心」と書いて「あんじん」と読みます。
阿弥陀如来のご本願のおはたらきは、私がどんな時であっても(悩み苦しんでいる時)私から離れることなく、常に一緒にいてくださる無量のいのちと無量の光の仏さま[阿弥陀如来]がご一緒くださっているので、何も恐れる必要はないのです。
では、どのようにご一緒してくださるかと言えば、南無阿弥陀仏の声となって「ナンマンダブツ」と常に届いてはたらいていてくださいます。【間違わせないぞ、まかせておけよ、必ず救うぞ、必ず真実の世界に目覚めさせるぞ】と、先手を打ちはたらいていてくださいます。
わからないまんま、気づかないまんま、悩みを抱えたまんま抱き取られていきます。
恐怖を与えお金[布施]を搾取する、そんなまやかしな教えではありません。
真実の宗教とは、あらゆる苦悩のいのちが安心して生きていくことができるのであります。
浄土真宗では、安心の上に、「ご」をつけて、「ご安心」(ごあんじん)と言い慣わしていますが、それは阿弥陀如来によって恵まれていく境地だからであります。
南無阿弥陀仏となふれば、十方無量の諸仏は、
百重千重囲繞して、よろこびまもりたまふなり
『浄土和讃』
くよくよするな、不安は生きている限り尽きることはない。寂しい気持ちも同じく生きている限り無くなることはない。苦しい思いも生きている限り尽きることは無い。それなのに生きていたいという私のはちゃめちゃな心は煩悩の仕業でございます。
すべてを抱き取って私と一緒に歩んでいてくださる南無阿弥陀仏の阿弥陀如来さまに委ねて生きていきたいと、私は常々思いながら今日を生きています。
長生きをすれば知り合いが親戚が、そして親が先立つのに出あわねばなりません。
そこを悲観するのではなく、生きてきてそんな人たちと出会えたことを喜びながら生きていきたいです。
縁あればこそ出会えたお互いなんだから。
好きだ嫌いは二の次にして、お浄土までご一緒する⚪︎され縁ですぞ。
なるべく嫌にならずに付き合っていきたいですが、それでも無理なら静かに離れましょう。
そして南無阿弥陀仏の中に生きていきましょう。
お浄土へ行ってから仲良くしても十分間に合うから。
しかし暑くてたまりませんね。
こまめの水分補給[水か麦茶]をして熱中症対策を心がけてください。
南無阿弥陀仏
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