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執筆者の写真超法寺の住職

極悪人の私

皆さま、こんばんは。

今夜は侍ジャパンが宿敵韓国と激戦を繰り広げています。目が離せない好ゲーム。

我らがライオンズの若きエース隅田の好投にウキウキしながら見守っています。

万波選手のホームランは度肝を抜かれました。

横浜高校時代から注目していました。さすがは松坂大輔さんの後輩ですよ。

日本ハムは横浜高校のスラッガーをきちっと指名しています。浅間も高校時代から注目されていました。浅間はドラフト3位、万波は4位。

ライオンズスカウトはもっと横浜高校のスラッガーに注目してもいい気がするなぁ。


それでもそこはライオンズ。ドラフト賢者は12球団一だよね。今年の新入りは何人活躍してくれますかね。楽しみです。


さて報恩講、築地本願寺は無事に満座でした。たくさんの方々が参拝されありがとうございます。真宗大谷派[東本願寺]は11月28日ですから、改めて親鸞聖人についてご紹介します。


皆さまは既にご存知のことと思いますが、親鸞聖人は自らを【愚禿】(ぐとく)[愚かなハゲ坊主]と名のり、五逆•十悪の地獄行きの極悪人と言われました。

法然聖人は、常に「十悪の法然•愚痴の法然」と仰せられました。


さて皆さまは善人ですか。賢い人ですか。それとも愚か者ですか。

世の中では自分を善人と思っている人と、自分を悪人と思っている人と、どちらが多いでしょうか。

また自分を賢いと思っている人と、自分が愚か者と思っている人と、どちらが喜びが多いでしょうか。


そこを尋ねていきますと、「落ち着く」という言葉を紐解いていきますと自ずと答えがわかります。「落ち着く」とは、落ちて着くのです。

落ちなければ着きません。落ちたら着くのです。

愚か者と落ちたら、悪人と落ちたら、地獄行きと落ちたら、そこにその私のためにはたらく阿弥陀さまの大悲の大地があるのです。


法然聖人は、

【浄土真宗の人は愚者になりて往生す】

と言われ、

親鸞聖人は、

【悪人成仏のためなれば、他力をたのみてたてまつる悪人、もっとも往生の正因なり】

と、言われます。


仏の智慧に照らされた極悪人の私が、そのまま仏の慈悲に抱かれてある。

ここにこそ人間の落ち着きどころがあるのですね。

さて私は極悪人かですが、もちろん大極悪人です。頭の先から足の先まで煩悩だらけです。

ですから、いつも自分中心に物事を見て、言わなくてもいい言葉で他人と争いを起こし、欲望•怒り•妬みに心と身体を悩ませ苦しみ続けております。お恥ずかしいですね。

でもこれが、ありのままの私の姿であります。

お念仏を申せば申すほど、仏法をお聴聞するほど、何も誇れるものなどなかったと知らされるのです。


しかし、そのような「生死いずへき道」など持ち得ない私がいるからこそ、阿弥陀さまのご本願がはたらいていてくださるのです。

放っておいたら危険で恐ろしい私でありますから。

ですから皆さま、大丈夫です。私が阿弥陀さまのお救いに出遇えたのですから、皆さまも素直にナンマンダブツをお称え[声に出して]すれば何も問題ありません。


それから日本語って素晴らしいでしょう。

何げなく使っている言葉にどれだけ深い意味があったのかを知ると改めてそう思います。

私にそれをご教授くだされたのは、天岸浄圓先生です。こういう人に出遇えたなら、その人はあなたにとって善知識さまであります。

大切にしましょうね。


さて侍ジャパン、勝ってくれぃ。あっホームラン打たれたよ〜。ま、なるようになりますね。

ナンマンダブツ

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