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執筆者の写真超法寺の住職

木の芯を求める

駿河台大学、往路14位と大健闘。

二度目の出場でこの順位は素晴らしい。

おめでとうございました。

シード圏内までわずか34秒は復路に期待

を持てますね。雨というコンディションの中、全校が無事に襷をつなぎました。

明日は一斉スタートになりますが、是非襷をつなぎ頑張ってください。


[おごり高ぶる心]

樹木の芯を求めて林に入った者が、枝や葉を得て芯を得たように思うならば、まことに愚かなことである。ややもすると、人は木の芯を求めるのが目的でありながら、木の外皮や内皮、または木の肉を得て芯を得たように思う。


人の身の上に迫る生と老と死と、愁い(うれい)、悲しみ、苦しみ、悩みに離れたいと望んで道を求める。これが芯である。


それが、わずかな尊敬と名誉とを得て満足して心が驕り(おごり)、自分を褒めて他を謗る(そしる)のは、枝葉を得ただけにすぎないのに芯を得たと思うようなものである。

また、自分のわずかな努力に慢心して、望んだものを得たように思い、満足して心が高ぶり、自分を褒めて他を謗るのは、木の外皮を得て芯を得たと思うようなものである。


また、自分の心がいくらか静まり安定を得たとして、それに満足して心が高ぶり、自分を褒めて他を謗るのは、木の内皮を得て芯を得たと思うようなものである。

道を求める者にとっては、尊敬と名誉と供養を受けることがその目的ではない。


まず最初に、人はこの世の生と死の根本的な性質を心に留めなければならない。

         [パーリ中部大樹芯喩経]


お聴聞を今年も重ねていきたいと思います。

慢心を起こしやすい我が身を律して南無阿弥陀仏を灯としながら歩んでいきたいですね。


また新年早々の大地震で亡くなられた方、災害に遭われた方々には衷心よりお悔やみ申し上げますと共に、哀悼の意を表します。

南無阿弥陀仏

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