いよいよ春のお彼岸です。
「叱られた、ご恩忘れず、墓参り」
浄土真宗の門信徒は、普段は忙しくて仏法を聴聞する時間もしようとする心に余裕のない方も、お彼岸には身近な方を思い出しお墓参りだけで終わらせず「南無阿弥陀仏••••••」(ナンマンダブツ)と、お念仏をいただきます。
お念仏は、すべてを平等に包みとってくださる阿弥陀如来さまのお慈悲の心を聞かせていただきます。だから「お念仏をいただく」と申します。そのお慈悲の中で振り返ってみますと、親が私を思って「叱ってくださった」ことのご恩に気づかせていただくことができるのでしょう。
お彼岸には、ご先祖のご恩を偲びながら、それもすべては私に仏法を聞いて欲しいと願っているご縁であったと聞かせていただき、改めて自分の人生とまっすぐ向き合わせていただきたいものです。
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