皆さま、おはようございます。
すっかり冬の装いですね。寒い、寒い。
今週は色々イベントがあり慌ただしくなりそうです。体調管理に努めなくてはと思っています。皆さまもどうかご自愛ください。
先週末は新たな仏縁をいただきました。
入間市にご縁をいただけると一段と気合いが入ります。ま、地元ですからね。
八王子で仏縁をいただいた方は法事終わりにわざわざお電話をいただいてお礼を言ってくださいました。
超法寺はどのようなご縁でも大切にしています。だって、お会いできるのは「縁あればこそ」ですから。わたしにはわからない意味があるのです。
阿弥陀如来の願い(ご本願)のはたらきがあればこそお出会いすることができたのですから精一杯させていただくのはごく当たり前だと考えます。
その上で、施主さまやご家族から喜んでいただけたならそれは何にかえることのない喜びでありますからね。
ただ、人間ですから、至らぬこともありましょうし、ちょっとしたことで嫌な思いを持たせてしまうこともあると思います。
そこを気づけたら直せば良いですよね。
失敗したらそこで終えずに、前に進むための戒めにすればいい。だって人間だもの。
わたしの伝えるべき使命は、南無阿弥陀仏。
「現生十益(げんしょうじゅうやく)」です。
浄土真宗の現世利益は、信心の利益として「金剛の真心(しんしん)を獲得(ぎゃくとく)すれば、横(おう)に五趣八難(ごしゅはちなん)の道(どう)を超え、かならず現生(げんしょう)に十種(じっしゅ)の益(やく)を獲(う)。なにものか十とする。一つには冥衆護持(みょうしゅごじ)の益、二つには至徳具足(しとくぐそく)の益、三つには転悪成善(てんあくじょうぜん)の益、四つには諸仏護念(しょぶつごねん)の益、五つには諸仏称讃(しょぶつしょうさん)の益、六つには心光常護(しんこうじょうご)の益、七つには心多歓喜(しんたかんぎ)の益、八つには知恩報徳(ちおんほうとく)の益、九つには常行大悲(じょうぎょうだいひ)の益、十には正定聚(しょうじょうじゅ)に入る(いる)益なり。」と具体的に現生十種の利益をあげておられます。
信心をいただいたならば、他力のはたらき•如来さまのおはたらきによって、往生のさまたげとなることをとりのぞき、この世において、かならず十種の利益が与えられると述べてくださっています。
わかりやすく十種を言うと、
一つには、【目に見えない方々にいつも護られるという利益】
二つには、【名号(南無阿弥陀仏)にこめられたこの上もない尊い徳が身にそなわるという利益】
三つには、【罪悪が転じて善となるという利益】
四つには、【仏がたに護られるという利益】
五つには、【仏がたにほめたたえられるという利益】
六つには、【阿弥陀如来の光明におさめとられて、常に護られるという利益】
七つには、【心に法の喜びが多いという利益】
八つには、【如来のご恩を知って、報恩の生活をするという利益】
九つには、【常に如来の大いなる大悲を弘める徳をいただくという利益】
十には、それらを要約して、仏になることの定まった位に入る利益である。
⭕️現世の人生でいただく、利益を顕し(あらわし)ていてくださいます。
⭕️浄土真宗で一番の「行」は、南無阿弥陀仏をお称えすることです。
「称名はすなわちもっともすぐれた正しい行業(ぎょうごう)である。正しい行業はすなわち念仏である。念仏はすなわち南無阿弥陀仏の名号である。南無阿弥陀仏の名号はすなわち信心である」(『教行信証』)
なかなか心から慶べるものと出会うことは難しいですが、この南無阿弥陀仏に出遇わせていただくことは、わたしが生きるこの世界で間違いなく一番素晴らしい世界だと思います。
心豊かに生きるためにも、是非、南無阿弥陀仏をお称えしながらの生活を心がけたいものです。
さて今日も、わたしのすることを精一杯させていただきましょう。
南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ。
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