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執筆者の写真超法寺の住職

悲しいなぁ

皆さま、おはようございます。

今朝はこの冬一番の寒さで手がかじかんでいます。石川県はこんなものじゃないんだなぁと感じながら、勿体ない、有難い、ナンマンダブツとお礼しました。


さて、羽田空港で起きた衝突事故により、貨物として預けられていたペット(犬、猫)が焼死したということに、女優の石田ゆり子さんがコメントしていて私はごもっともだなぁと思ったのですが、SNSを拝見すると「ペットなんか連れて旅行してんじゃねえよ」、「アレルギーがある人のことを考えたことあるのか」、「人間だって荷物を消失したんだから」、「私はペットを連れて飛行機に乗らないようにしている」

などの厳しい意見が投稿されていました。


どうして人間って、いつも自分が正しいという偏見でしかものが語れないのだろうかと思っています。

石田ゆり子さんはそんなことを言われたんじゃないと私は思うんだけどなぁ。

フランスの飛行機ではペットと同席できるらしい。やはりペットを大切な命と扱う国は違うなぁと思う。ヨーロッパではペットショップへ行っても犬や猫は買えない。どうして?相性や飼う心得を学ばせてから販売するんだそうですね。日本とは全く違う。日本はペットは「もの」で飛行機では貨物扱いなんです。

今や少子の関係でペットがより我が子同然に考えて一緒に帰省したりしていたんだと思います。


私もその一人で遠出する時は一緒に行動します。私の場合はカーフェリーを利用しています。カーフェリーはペットに優しいです。乗務員さんは嫌な態度は取られません。ケージに入れてペット用のスペースに置いたり、ペットと一緒に泊まれる部屋すらあります。「数は少なく料金も高い」が、それでも家族だから全然大丈夫。ケージで狭い思いをさせてしまうけど、度々顔を見に行ったり、外の天気がいい時はペットを連れて散歩させられるスペースも確保されています。

フェリーができて、どうして飛行機ができないのか。人間とペットが共存できる社会は無いのだろうか。あって欲しいし、この事故を契機にそうなっていく流れになるように私は願っています。

人間は悲しいかな、常に自分中心にしか物事を考えられない。だからこそ、「いのち」も、自分なことでしか考えることができないし、こんなコメントを書いたら、ペットを家族同然に考えている人が、どれだけ悲しむか、どれほど傷つくかを理解しない。押し付けるだけであります。

キックバックなどにうつつを抜かす暇があるならどうしてペットに優しい代議士さんが声を上げてくださらないのだろうか。

ペット愛護の代議士さんって一人も日本にはいないのだろうか。本当に?


皆さま、犬や猫だって、恐怖もあるのですよ。

ブルブル震えたりします。感情がちゃんとあるのです。ただ私たち人間みたいに自分で自由に動けないのだよ。いつでも飼い主、人間の力を必要としている存在です。

ニュースでもペットに寄り添う内容が語られることはありませんね。


今回の大震災により大津波が襲った地域「過疎地域」には報道すらされません。どれだけ甚大な被害が出ていてもです。悲しいなぁ。

現地へ入ったボランティアさんにより私は知らされて愕然としました。

本当に人の悲しみ、苦しみに寄り添うってどうなんだろうか。


それでも、ふるさと納税は石川県だけで数千万円の応援があります。気持ちは温かいですね。

複雑な思いの中に生きている私たち人間。

私は少しでも被災された方や事故に遭われた方々のこと、人間によって飛行機に載せられ、飼い主を思いながら焼死した彼らのことをおもうとただ悲しいでは済まない思いがします。

私は我が子を今後飛行機に預けることはしない。もちろん飛行機にも乗りたくない。


ご勝手に!と言われるでしょうかね。

はい、我が子の代わりはいませんもの。

我が子を失ったら生きていく気力を失いますから。私はそうします。


きっと阿弥陀さまは心を痛めておられることでしょうね。ナンマンダブツ

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