仏教をお説きくだされたお釈迦さまは、【悪いことをしないで、良いこと(みんなのためになること)をたくさんして、心をきれいにしておくことが、人をしあわせにする」と、私たちに教えてくださいます。
では、してはいけないという「悪いこと」とは、どんなことでしょうか。
皆さまはどのような認識をされているのでしょうか。
子どもでもしてはいけないことを、ご紹介いたします。悪いことは地獄行きの種になります。
◉むやみに生き物を殺すこと
◉人のものを盗むこと
◉ウソをつくこと
◉作り話を言いふらすこと
◉人の悪口をいうこと
◉悪い言葉を使うこと
◉もの惜しみをすること(人にものを貸さない)
◉あれもこれもと欲しがること
◉怒ること
◉人を恨むこと
◉約束を破ること
どうですか?
これが一つすらできないなら善人ではありません。
私はほぼほぼできません。情け無いです。
間違いなく地獄行きですね。
だからこそ、阿弥陀さまはこのような生き方しかできないことの自覚への目覚めを促してくださいます。
人は皆、自分はいつも正しい。
間違えているのは私以外の人だと思って生きています。だから毎日どこかで【争い】が起きているのですね。
仏教ではこれらの所業を【人間の病】とも言われます。
これを私の努力や行いで克服することは不可能であります。
不可能な私がどんなに頑張っても天国にすら行くことはできないのです。
お釈迦さまは、私たちの悪いことを決して責めておられるのではありません。
「悪いこと」をしなくては生きてはいけないんだ、という【自覚を持ちなさい】と戒めておられるのです。
是非とも、たまにはご家族で「悪いこと」って何かしらと話す機会を作ってみてはいかがでしょうか。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
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