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執筆者の写真超法寺の住職

怒ってみても良い結果は生まない

皆さま、こんばんは。

今日はどんな一日でしたか?

少しでも悔い無く過ごせましたか?

今日という日は二度とありません。


そういえば、「こんばんは」は江戸時代には、

「こんばんは(今晩は)よくお越しくださいました」の略って知っていましたか?


ちなみに、「こんにちは」は、【今日ハ一しほ御きげんがようござある】

「とてもご機嫌がいいですね」の略です。

狂言「秀句傘」


「こんにちは」は商人が客を逃さないように次々に声をかけるために略した挨拶だそうです。

どうですか?皆さまはお会いするご近所さまにご挨拶をしていますか?

まさか知らんぷりなどしていませんか?

深い縁があればこそ、ご近所になっているのですよ。もう二度と会えないかもしれないのだから元気に挨拶を交わしませんか?


だって皆さまだって目があった人に無視されたり知らんぷりされたら、きっと悲しくないですか?

僕は何か悲しいよ。

だから、無視されても「こんにちは」と声をかけています。

するとどうでしょうか。

不思議と少しずつ相手は声をかけてくださいます。

中には、帽子までとって挨拶してくれる人生の先輩もおられます。

中には未だに僕は知らない人だからでしょうか、全く知らんぷりする人もいます。

何か寂しい生き方ですよね。


コロナ禍で、知らない人が知らない人にウィルスを撒き散らしているかも知れないのに共有して生きていけないのは寂しい話ですね。


だから僕は、どんなに知らんぷりされても挨拶をやめない。挨拶を交わせたら楽しいもん、しあわせな気分になるもん。


【訓戒 怒らない】

怒りは、他人に害を与えるばかりで、決して他人を善導しない。


私たち僧侶、住職なれば余計そうである。

嫌な顔、嫌な言葉を発する住職さんを私は決して尊敬しない。


仏さまのおかげで生活をさせていただいているのに、いかにも自分が偉いみたいな勘違いをしているのだから。私はそうはならないよ。


今日は数年ぶりにお参りしたところで、お父さまが私の顔を見るなり、「ご住職、どうされましたか、だいぶ絞られましたね笑」とおっしゃった。もうかなり年配の方でしたが、私の体型の変化を良く見ていて覚えていてくださいました。いやぁ嬉かったよね。

息子さんも驚いていました。

「親父はまだボケてないなぁ」って。


それだけでお互いにしあわせな気持ちになれますよ。だからこそ挨拶は大切なんだと思う。


だから怒らないこと。

愛想笑いであろうが、笑顔の方が人をしあわせにするよ。


ナンマンダブツ、ナンマンダブツ、ナンマンダブツ。

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