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昌平寺布教

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

皆さま、こんばんは。

今日は所沢市の昌平寺さまの法話会へ出向しました。初めてのことでかなり気合いを入れてお取次させていただきました。

11名ほどがお聴聞してくださいました。

感謝ですね。なにぶんにも名のある布教使ではありませんのでね。


今回も『母情仏心』をテーマにお取次いたしました。先日京都ではなかなか納得する形でできませんでしたので、本来の末田節で私らしくに徹しました。


法話後に皆さまと茶話会へ。

お聴聞された方から「私の両親は浄土真宗ではなかったので生前阿弥陀さまにお遇いしたかわからないので心配なのですが、倶会一処となるのでしょうか」と聞かれました。

やはり皆さま、大切な方のことが気にかかるのですね。


「大丈夫ですよ。阿弥陀さまは浄土真宗の人を救う仏さまではなく、死ぬまで煩悩から離れられない凡夫をお救いくださる仏さまです。今すでにあなたはそのご両親のおかげでお寺参りをしていて、南無阿弥陀仏を聞き称える身になっていますよね。それはまさにご両親の還相のはたらきだと思いますよ。」と、お伝えしました。

ほっとされたのか涙を拭っておられました。


なかなかそう思っていても疑心暗鬼になりがちです。だから阿弥陀如来は声の仏となって私たちに、【仏は助ける】と喚び続けていてくださるのですね。

【仏は助ける】ということは、【私はたすかる】のですよね。


あらゆるものを南無阿弥陀仏一つで必ず救うことのできる仏だからこそ、【アミダ】というのですよ。

疑わず、まかせきるのです。

それは私たちがお父さん、お母さんにそうしたように。


ご和讃に親鸞聖人は、

「釈迦弥陀は慈悲の父母 種々に善巧方便し

われらが無上の信心を 発起せしめたもうなり」と言われています。


私がすべき信心を私に合った形であの手この手をかけて届けていてくださいます。

日々の一つ一つがまさにわたしのためであったのです。そう思えば日々の一つ一つにはすべて意味があるのですね。

無駄なことなど何一つない。


それを改めて知らされた一日でありました。

昌平寺さまには素晴らしい仏縁の場をいただき有難うございました。

またお聴聞してくださいました方々には感謝申しあげます。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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