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心は汝の主人(あるじ)

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

夜分にすみません。眠たいのに寝つけません。

ネットニュースを拝見すると、北の富士さんがお亡くなりになられたそうです。

82歳だったそう。横綱として10度の優勝をされた大横綱です。

解説がとても好きでした。衷心よりお悔やみ申しあげます。


人は皆、この世に命をいただいたら死んでいくのです。

あ、あの火野正平さんもお亡くなりになったそうですね。

プレイボーイで名を馳せた俳優さんで11股という逸話がありましたね。

羨ましい話ですね。モテる人は何がどうしてもモテるんです。

火野正平さんは奥さんと事実婚者がいたそうです。

遺産で揉めなきゃいいですね。子どもさんもたくさんいるようです。


人間は居ても居なくても不足が出る生き物です。

人間が生きていく上では、心と身体が大切です。

身体は人から言われなくても大事にします。歳を重ねると特に。

でもどうでしょうか、心の方は。

疎かにしていませんでしょうか。


お釈迦さまは、【心こそ汝の主】と言われます。


『華厳経』には、「牛、水を飲めば乳となり、蛇、水を飲めば毒となる。」

とお示しになられています。

同じ水ですが、牛が飲めば美味しい牛乳になり、毒蛇が飲めば人を殺す毒となると言うのです。

例えとして、水とは人生ということでしょう。

人生とは、与えられたものではなく、どう受け止め、どう作っていくかによって、

その主役をするのが心なのですね。

つまり、水とは今のあなた(私)の人生。

その人生から、幸せというお乳を作り出すか、不幸せという毒を作り出すかは、あなた(私)の心次第ですよ、そうお釈迦さまはおっしゃっているのですね。


人間の本当の幸せとは何でしょうか。

◎やすらぎ◎

限りなき前進と、希望を持った安らぎで、安心(あんじん)とも言い、信心と言うのです。

人は正しい信心をいただき、阿弥陀様から不滅の生命を恵まれた時、本当の幸せに恵まれるのです。


私には人間の子はいませんが、「信心をいただくというのはな、赤ちゃんがお母さんに抱かれて眠っている。赤ちゃんにとって一番良いのは、お母さんに抱かれること、せっかく抱かれていながら、眠って恐ろしい夢を見て泣いてしまう。そうするとお母さんが、「どうしたの、お母さんはここよ」と呼び覚まして、お乳を飲ませる。そうすると赤ちゃんは安らかになって喜んで笑うだろう。まあ、信心をいただくと言うのはこんなものですよ。」とある先生はおっしゃる。


抱いて抱かれた笑顔と笑顔 さぞ嬉しかろ親も子も


両親を見送ってもう二年が経ったと言うのに、いまだに恋しい。

お母さん。お母さん。

きっとお母さんは、「何よ、お兄ちゃんたら」って笑うだろうね。

お母さん。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

お父さん、なんまんだぶつ、なんまんだぶつ。


お休みなさい。

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