皆さま、こんばんは。今日はどのような一日でしたか?
何事もなくでしたか?いつも通りって嬉しいですよね。
さてSNSを見ていたら布教所(専従員)の先輩(研修が同じ時期)がこの度めでたく寺院化されて布教所をご卒業されたそうです。良かったですね。彼には本当に厳しくされました。ここでは言い表せないほどの厳しさを教えていただきました。
それが今の原動力になっていますよ。反面教師ってものでしょうか。
私も後に続けられるように寺院活動を推進していきたいと思います。
さて今日はリピートのご縁で深谷市方面の美里町でのお参りでした。
遠方であったのと体調を考慮して前泊しましたので結構ゆっくりすることができました。四十九日ということでまだまだ悲しみ深いとおっしゃっておられました。
私自身も両親が往生されて早二年を迎えようとしていますがいまだに悲しみは深いですね。往生されてですから本来は喜んでいかねばならないのでしょうが。
煩悩具足の凡夫はそうはなかなかならないのですね。
それでもいいとおっしゃる阿弥陀さまのお誓いがあればこそ安心であります。
少しでも悲しみに寄り添えられたらそれでいいと思います。
ナンマンダブツあればこそ、きっと乗り越えていくことができるのですから。
それまで仏法聴聞を真摯に重ねていくのみであります。
さてこの度は「心の美しい女性」(仏教の智慧)のお話をご紹介します。
マッリカーは、コーサラ国王のお妃でした。身分の低い家に生まれたマッリカーですが、幸運に恵まれてコーサラ国王と結婚できました。
実は、彼女が初めて国王と出会った日、彼女はその直前にお釈迦さまに出会ってお釈迦さまに食べ物を布施させていただきました。お釈迦さまは、身分の低いマッリカーの供養を喜んで受けたのでした。それで、その日、マッリカーは何かとてもいいことがあると感じていて、その予感が的中してコーサラ国王にお会いすることができ、あげくには結婚することができたのです。
それでマッリカーは、いつもお釈迦さまを尊崇していまぢた。
ところでマッリカーは、それほど美しい女性ではありません。
どちらかといえば不美人のほうです。コーサラ国王はマッリカーが美女だからお妃にしたのではなく、彼女の美しい心に惚れ込んで結婚したのです。国王の妃といえば、大抵は美女だと思いますが、彼女はそうではありません。
その点は、早合点しないでください。
ある時、マッリカーは、お釈迦さまにこんな質問をされました。
「お釈迦さま、同じ女に生まれて、ある人は美人なのに、ある人は美人ではありません。醜い女の人もいます。これは一体どういうことでしょうか?」
すると、お釈迦さまはこのように言われました。
「怒りやすい女は、顔かたちが醜くなるんだよ」
「わかりました。お釈迦さま、私はこれから決して怒らないように注意します。」
マッリカーのその言葉に、お釈迦さまはにっこり笑って、うんうんと頷かれました。
これは経典に出てくるお話です。
私はとっても好きなお話です。
お釈迦さまは、マッリカーの質問に、「この世の中には不美人なんていない」とは言っておられません。仮にお釈迦さまが、そんな気休めを言われたならば、マッリカーはお釈迦さまが嫌いになったでしょうね。
人間は気休めを言われるのが一番嫌いなのです。
お釈迦さまは、マッリカーに美しくなる方法を教えられたのです。
マッリカーよ、そなたは自分の容姿を気にしているが、本当に醜い女性というのは怒りっぽい女性なんだ。
心の美しい女性は、きっと美しい女性になれるのがからね。そなたも美しい女性になりなさいね。お釈迦さまは、そのようにマッリカーに教えられたのです。
本当の美女というのは心の美しい人です。
皆さまもそのことを納得されますよね。
超法寺はそんな人の集まりを目指して活動しています。
南無阿弥陀仏を称えながら、人にやさしく接していく。皆仲間なんだよって
※マッリカー 漢訳では末利(まり)と音写される。コーサラ国王の妃で、末利夫人(ぶにん)と尊称されます。貧しく容貌も醜かったが王は彼女の美しい心と機知を愛した伝えられる。王が仏教に帰依する機縁を作ったのも彼女だと言われる。母が釈迦族の下賤の出であることを罵られ、そのため釈迦族を滅ぼした瑠璃王(ヴァルーダカ)の母と同一人物だとする説もある。
『四分律』巻第十八
いかがですか?とかく外見(外面)ばかりの良さに囚われて背内面の良さに気づけないことが往々としておるのではないでしょうか。
そんな人は結構周りにはいるのですよね。世の中には、そういう類の人間がいるのです。
平気な顔をして嘘をつき人を操り、お金で言うことを聞かせて束縛していく。そこには良心の呵責が微塵にもない。人○○○のくせに人を惹きつける。
そんな人はいるのです。
私は典型的なo
型気質ですから、そのような人は大○○です。
でも、阿弥陀さまは、そのような人にも同じようにおはたらきくださっているのです。
何も問題ありません。南無阿弥陀仏
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