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執筆者の写真超法寺の住職

幸せになる条件•••

皆さま、おはようございます。

今朝も冷えますね。これからひと月が一番寒い時期ではありますから、くれぐれもお身体には十分ご自愛くださいませ。貼るカイロなどはマスクと同じくらい大量に常備してください。

何かがあってからでは間に合いませんから。

常に東日本大震災、熊本地震、石川県能登大震災を頭に入れて今日を生きることが我が身に迫り来る災害に備えることにもなるでしょう。


さて皆さまは幸せになりたいですか?

もちろん幸せになりたくない人などおられないでしょう。

いつまでも若々しく、病気にならず、家族揃って健康で、家持ちになり、困らないくらいのお金があり、安定した仕事を持ち、気立ての良いお嫁さんがいて、優しい姑さん、子どもが、孫が•••••。挙げればきりがないですよね。

しかしそれを実現するためにやっていることは、食事に気を使って、普段から美容体操(チョコザップ?)などの運動をして、ダイエットにチャレンジして、他人より少しでも有利になろうと勉強し(最後は神頼み)、要領よくお金を稼ぐ、涙ぐましい努力を重ねています。

しかしそれがそう上手くいかないのが人生。 「オレオレ詐欺」でタンス預金を持っていかれたり、急な病気でお金がかかり、親の介護で支出が重なり•••様々なことが起こります。

「自分の思うようになる」「自分の願望が満たされる」ことが幸福だ、と思っているとすれば、それはたとえ一時的に実現したとしても、必ず崩れさってしまいます。 「病気は嫌だから病気を憎み、コロナがあればコロナを憎みます。」 でも死は恐ろしいから死は考えないようにする。こういう生き方をしている人は必ず自分の思いに裏切られるのです。こんなはずじゃなかった。これが過去から人間が生きてきた歴史であります。お釈迦さま以前からずっとそうして生きてきたのです。

仏教は、【病気の中から慶びを見出し、死を正面から乗り越える】道を説いています。 決して避けることが出来ない老病死の苦悩を根本的に克服してこそ、安定したしあわせが初めて実現する、これが仏教なのです。 神頼み、祈願では克服することは出来ないことを知る、それが真理であります。

【生死いずべき道】 ↓↓↓ 真実にめざめささずにはおれないと私に求め、智慧の光明で照らし続けてくださっています。

恥ずかしや 親に抱かれて 親さがし

くたびれはてて 親のふところ


確かに子どもは親心をなかなか聞こうとはしません。自分が正しいと間違えた生き方をしています。阿弥陀さまの大悲に包まれていながら、その大悲のおこころを尋ねようともせず、ただ自分の思いに執われ、自分のはからいの中で人生を見、またいつまでも自分の力のみを頼りにして殻に閉じこもっていますから、阿弥陀さまの親心などわかろうはずがありません。


しかし阿弥陀さまは、それを何もかも全部承知の上で、まるでわがことのように私を尋ね、私をしっかりと抱きとって、真実の世界である浄土へと南無阿弥陀仏を私に受け取らせ救いとってくださるのです。

親なればこそであります。


死ねば仏と勝手に思い込む私を承知の上で、南無阿弥陀仏を聞いてくれ、あなたを必ず救う仏がいるよ、と願い続けはたらき続け、まかせてくれよの仏さまが阿弥陀如来であります。

その阿弥陀如来を私に寄せてくださったのが、皆さまの大切な人だったのではないでしょうか。まるで仏さまのような人、あっ、!今めちゃくちゃ揺れました。入間市は震度3。


どこまでいっても、親心は我が子のために。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と喚びかけられているのです。

有難いですね。





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