top of page

宗教法人=非課税ではない

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

宗教法人は宗教活動に対しては非課税。また公益事業として、学校や図書館、博物館を運営するケースも非課税です。

隠れみのとされているケースもあり、実際にはかなり曖昧と言われることがあるそうです。

[情報開示の義務がないため、経営状況を知ることは難しい]


宗教法人=非課税は間違いです。


消費税は、基準期間の課税売上高が1.000万を超えれば納税しなくてはならない。

また職員に給料を払えば、源泉徴収の義務も発生する。


課税対象となるのは、収益事業です。

ただ一般の企業であれば税率は40%前後だが、宗教法人は22%と、やはり優遇されている。


それでは、どのようなものが収益事業に該当するか見てみよう。

風俗業はダメ、投機的性格のものもダメ、ただ収益事業の基準は曖昧で度々裁判となる。

例えば、ハガキを販売すれば普通ハガキと価格が同等で競合するとみなされるため収益事業。

しかし教祖の写真などが刷ってあり、通常の価格とかけ離れた、例えば5.000円などで販売されていれば、宗教活動とみなされたりする。


宗教法人では34の収益事業が認められている。

①物品販売業[一般事業者と同じ物品販売]

②不動産販売業[建売り、マンション分譲]

③金銭貸付業[預貯金等を除く]

④物品貸付業[貸金庫•貸ロッカー]

⑤不動産貸付業[住宅用地の貸付、墓地は除く]

⑥製造業[製造•作業場施設•加工•販売、試作品の譲渡•反復継続]

⑦通信•放送業[電報集配•公衆電話]

⑧運送•運送取扱業

⑨倉庫業[倉庫•手荷物•自転車等の預かり]

⓾請負業[調査•研究•情報の収集、検査、検定、実費弁済を除く]

⑪印刷業

⑫出版業[宗教法人の機関紙•布教雑誌等の刊行]

⑬写真業

⑭席貸し業[披露宴会場、野球場、テニスコート、体育館等の利用者貸付業を含む]

⑮旅館業[一泊1.000円、二食付き1.500円以下の宿泊施設を除く]

⑯料理店その他の飲食店業[他の店からの仕出し飲食物提供を含む]

⑰周旋業[商行為以外の媒介•代理•取次。結婚相談所等]

⑱代理業[商行為の代理。保険代理店•旅行代理店等]

⑲仲立業[商行為の媒介、商品売買•金融等の仲介]

⑳問屋業[自己の名により他者のために売買。出版取り次ぎ•広告代理]

㉑鉱業[金•銅などの発掘]

㉒土石採取業[砂利•土•石などの採取]

㉓浴場業[温泉•サウナ•砂湯等]

㉔理容業[床屋]

㉕美容業[美容院、マッサージ、パック、全身美容のサービス、イヌ、ネコ等のシャンプー•トリミング]

㉖興行業[映画•演劇•演芸•舞踊•音楽•スポーツ等の興行。美術館•博物館•資料館•宝物館等の観覧•慈善•低廉興行を除く]

㉗遊戯所業[野球場•テニスコート•ゴルフ場•釣り堀•碁会所]

㉘遊覧所業[展望台•パノラマ•遊園地•庭園•動植物園•海中公園]

㉙医療保健業[医療保健•療術•助産•看護•歯科技工•獣医業]

㉚技芸教授業[洋裁•和裁•着物着付け•編み物•手芸•料理•理容•美容•茶道•生花•演劇•演芸•舞踊•舞踏•音楽•絵画•書道•写真•工芸•デザイン•自動車運転•小型船舶操縦•学校教育の補習等の教授]

㉛駐車場業[駐車場所としての土地の貸し付けを含む]

㉜信用保証業[他人の債務の支払い保証]

㉝無体財産権の提供業[工業所有権•著作権の譲渡]

㉞労働者派遣業[宗教従事者の派遣]


いやはやたくさんありますね。

記入するだけでかなりの疲労度でした。

しかし勉強になりますね。

超法寺は普通に寺院活動をさせていただければそれだけで十分です。

我が街、入間市に浄土真宗本願寺派のお寺を残すことこそが私の使命でありますからね。

いかがでしたか。

一口に宗教法人と言ってもさまざまな収益事業がありますよね。ただ、やはり一般企業よりかなり税率が優遇されていますから、大きな宗教法人では収入が多くなりますから、世間から見ればやはり「坊主丸儲け」に見られるのでしょうね。


あまり高級車で斎場へ行くと否応なしに世間からはそう見られます。だって超法寺の住職ですら、すげ〜って思っているのだから。

やはりそういう車はしまっておいて、一般から普通に見られる車に乗ってきません?

すみません、愚痴でした。


築地本願寺ではまだまだ通夜布教が続いていますね。皆さまの素晴らしいお取り次ぎに有り難さを感じながら、ナンマンダブツ


追伸

外からGが入ってきたよ。

住職は嫌いではないのでそのままにしていたら廊下で亡くなっていたよ。

おいおい、超法寺を死に場所に選んでくれたのかよ。有難うね。丁重に埋葬しますか。

またいつか遇いましょうか。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

阿弥陀さまがおいでくださいますからね。

Comments


bottom of page