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リコール問題の奥深さ

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

更新日:2023年12月22日

皆さまおはようございます。今年一番の寒さ到来。

今日は真冬並みの寒さだそうです。

全国的に五度以下。柚子湯に浸かって温まろう。

自動車を運転される人には、車中には緊急事態に備えてカイロはもちろん、

非常食や毛布など備蓄して出かけたいものです。

それから冬タイヤは必須ですよ。ノーマルタイヤでお出かけはダメ。

チェーンがあればトランクに積んでおきましょう。


今朝もダイハツの不正問題の謝罪が放送されていますが、もう三十年以上不正が

行われて来て今更頭を下げて済むような問題ではありません。

どうも勘違いしているような気がするのは私だけでしょうか。

ユーザーをこれだけ○○にして来たメーカーは退場すべきだと思います。

昨日のトヨタ(ダイハツの親会社)の株は一番安でした。

株を仕込むには最高のシチュエーションですね。ただ、34年もの間していた不正によりダイハツが被る損害は2兆2110億円と言われています。これってトヨタが介入して立て直すには限界があります。日野自動車のように手放すことを考えた上で倒産させるべきかもね。

でも、どれだけ多くの方々の人生を狂わせてしまいそうですね。自動車関連は大きな問題となります。まさに激震(>_<)

また米国ホンダでも260万台リコール(デンソー製の燃料ポンプ不具合)です。

※リコールとは、回収、無償修理することです。


米国ホンダでは2020年に13万6千台、2021年にも62万8千台をすでにリコールしていて合計で330万台以上のリコールになるようです。

一体いくらかかるのだろうか。株価は激下がりですよ。


近年では、自動車業界では部品の共通化がメーカーを跨いでいるため今後どうなるのだろうか。日本だけでも383万台に達しています。

ホンダ「アコード」、「シビック」、「CR-V

」などと高級ブランド「アキュラ」です。

このように人間がやることは完璧はございません。

故意にするもの、そうでないもの、それぞれではあります。


この世は思うようには生きられません。

「やみは光を知らざれど、光はやみに入りたもう、そのみ光のみ仏を、ナムアミダブツとよびまつる」(木村無相)


自分が一番可愛いという執着の闇の中にいる凡夫は、自己の迷いを知りえません。

人生の苦・悲・悩を縁として、ナンマンダブツとお念仏を申す時、自己の煩悩具足の迷いの姿を照らされて、そのままが光の中に抱かれてある安らぎを得るのです。


生(しょう)・老(ろう)・病(びょう)・死を四苦と言います。

愛別離苦(あいべつりく)は、愛するものと別れる苦しみ


怨憎会苦(おんぞうえく)は、憎いもの、嫌いなものと出会う苦しみ


求不得苦(ぐふとっく)は、求めるものが得られない苦しみ


五蘊盛苦(ごうんじょうく)は、心身が盛んであれば苦もまた深くなる


以上の四つを加えて四苦八苦(しくはっく)と言います。


○人生は苦なり

生きていくとは「苦」の中にこそある。

苦を離れては生きていけないのが私の人生なのです。

仏教の教えと出会うのはこの事実を知り、この苦悩を乗り越えていく

ことを知ることです。

お釈迦さまはそう教えてくださっているのに、私たちはこの世を最高だと

勘違いして生きているのです。だから常に執着する。だから苦しむ。

孤独が嫌だから人を頼ろうとする。だから騙される、苦しむ。

この繰り返しなのですよ。皆、自分が可愛い。だから自分のために生きている。

自我に生きるとは実に悲しい生き方なのです。


一人で生まれて来たのに、孤独を嫌がる。

住職は一人で生きて来たけど気は楽ですよ。そりゃ心細いことも多々あるが、

それでも大丈夫。いつも阿弥陀さまが、諸仏の働きがご一緒くださいます。


親鸞聖人はご和讃に、

南無阿弥陀仏となふれば、十方無量の諸仏は、百重千重囲繞して、よろこび

まもりとたまふなり

と、仰っておられます。


南無阿弥陀仏を称えながら生きるとは、ひとりぼっちなんかじゃないよ。

皆一緒だよって思いながら生きていくことなのです。


南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ

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