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執筆者の写真超法寺の住職

仏道を歩む

皆さま、おはようございます。

10月になりました。

今年も残り3ヶ月です。

年末年始イベントが目白押しです。

今年も様々なことがありましたね。

生きていくということは無いことをどんなに願っても有ることばかりであります。


だからこそ、今出会えていることを当たり前に思わず大切にしたいものです。

人間は失って初めてあらゆるものの大切さを知るものだから。

仏法を聞くことは、その事実を知ること。

忘れないようにすることではないかと私は思います。


暗き人の 人をはかりて その智を知れりと思はん さらにあたるべからず おのれが境界に あらざるものをば 争ふべからず 是非すべからず


これは兼好法師のお言葉です。

【愚者】

人には、それぞれ職とする所があります。

知恵のない人がいます。

人をあれこれ評価して、その知識の程度が分かったと思うのは大抵間違っているもの。

自分の専門分野ではないことに気軽に発言するのはあまり良くないと思う。

批判をして優劣や善悪を論ずるべきではない。

これは私は頭が痛いことであります。

立場上、つい軽々しく論じてしまう。


兼好法師は、親鸞聖人のお亡くなりになられて20年、1284年にお生まれになり、68歳で亡くなられました。生前朝廷に仕えたが40歳前に出家した。『徒然草』は兼好法師50歳頃の随筆です。

この書は、神祇(しんぎ)、釈教(しゃっきょう)、恋無情(こいむじょう)、全くの自由人の人生論であります。

世捨て人の心であります。世を捨ててこそ、曇りのない機微(きび)の味がたのしめる。

つまらぬ者はありません。世の萬般(ばんぱん)に知わたることはよくありません。


【職業】

職業に優劣はありません。

職業とするか、渡世の業とするかによって人は定まります。全てのものは繋がりがあります。何が欠けても社会はうまく機能しません。それを自分の偏見でいいとか悪いとか優劣を判断しているだけなのです。

我が職業とすることにおいて、ひけを取るなかれ。常にプロに徹すべし。

どうしたらいいか、どうすれば上手くいくかを徹底して歩め。

それこそが仏道であります。

その道しるべが南無阿弥陀仏であります。

常に我が身を照らすなり。


南無阿弥陀仏

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