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執筆者の写真超法寺の住職

仏法を聴聞できない難所

逆に仏教で浄土真宗で大切にしている【聴聞】ができない状況は何か。


先ずはお寺に参らない人の特徴として良く言われますのは、肩書きに[長]がつく人はお寺に参れないと聞きます。なぜでしょうね?


さて、仏法を聴聞できない八つの難所を【八難の道】と言います。

①地獄②餓鬼③畜生[苦しい苦しいで仏法を聴聞できない]


④長寿天(辺地)•••長生きだと仏法は聞かれない。◉いつ死ぬかわからない不安があるからこそ、驚きがあるからこそ仏法を聞くことができるのです。


⑤北句盧州(ほっくろくしゅう)•••◉インド人が考えた地理、東西南北を四つに分けて、北の方は幸福すぎる。

あまり幸福すぎても仏法は聞かれない。◉暑過ぎても寒すぎても仏法は聞かれない[だから春秋に彼岸があるのでしょうね]


⑥世智弁聰(せちべんそう)◉物知りすぎても仏法は聞かれない◉ああ、聖人はこう言っとった、蓮如さまはこう言ったばかり語っている人も仏法は聞かれない◉立ち上がり(高慢)になってしまっても仏法は聞かれない。


⑦聾盲音瘂(ろうもうおんあ)◉『大聖易往(だいしょういおう)とときたまふ 浄土をうたがふ衆生をば 無眼人(むげにん)とぞなづけたる 無耳人(むににん)とぞのべたまふ』(浄土和讃)


⑧仏前仏後◉仏さまのお生まれになる前と、仏さまのおかくれになった後•••はやはり仏法は聞かれない。


いかがでしょうか。

人はただ死んだだけでは自らの力では良いところへは行かれません。

つまり、死ねば仏になるためには仏法を聴聞する人となって阿弥陀さまの【ご本願】におまかせしておく必要があるのです。

たまたまでしょうか、皆さまの大切な人が営んでくださった葬儀や法事にはこんなに素晴らしいものが込められていたのです。


故人さまへの感謝とご恩は、私が私で良かったと知ること、そして南無阿弥陀仏と阿弥陀さまの「必ず救う、まかせよ」のおいわれをきちんと聞いておくことが大事であり必要なのです。


今年二度目のお彼岸こそ、是非お墓参りだけで済まさずに仏法を聴聞してみてください。

きっと大切な故人の切なる願いを知ることができるはずですよ。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏



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