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執筆者の写真超法寺の住職

仏へのお供えは「香」が第一

皆さま、こんにちは。寒いですね。

今夜は眠れない夜になりますかね、楽しみです。

我々国民の代表としてアラブの地カタールで頑張っている姿にサッカーファンでなくとも注目してしまいますよね。


さて昨今、皆さまから質問されるものに、仏壇の仏さまへのお供えついてがありますのでご紹介します。あくまでも浄土真宗を基本にしますが、仏教であればやはり「お香」が一番大切だと思います。


普段は「お線香」、しかし年忌法要(何回忌)には「抹香」を用いたいものですね。

超法寺では抹香を持参しますが、そもそもは施主がすべきものだと知ってください。


「香炭」を仏具店で求め(一箱¥300)くらいです。

※抹香は、安いは煙たいのが定番です。


大切なご先祖へのお供物ですから、奮発したいものですね。

ちなみに超法寺で使う香はなかなかいい値段します。

※超法寺持参の香を使う方はたまにはお布施を奮発していただきたいと住職は密かに思っているとかいないとか笑


皆さまも食事の時には「香のもの」が欠かせませんよね。これは日本人ならば当然でしょう。

亡き父は「しば漬け」が好きでしたよ。


日本人の漬物といえば「糠漬け」

東大寺正倉院に「蘭奢待」(らんじゃたい)という天下第一と言われる名香の香木があります。

これは聖武天皇が唐より渡来した「沈香」(じんこう)をかく名付けて、そのまま正倉院に納めされたものです。

沈香の中でも最上の伽羅(きゃら)に分類される重さ11.6kgの原木です。

この香木は、朝廷から、その時々の功績のあった者に恩賞として少しずつ切り取り渡されていました。

又、時の権力者が自らの権力を誇示するために切り取る。

これまで足利尊氏、織田信長、徳川家康、明治天皇等が切り取っています。


こういう名香を嗅ぐと、その人の嗅覚が痺れて、しばらくおかしくなるそうですよ。

そのおかしくなった嗅覚が「糠味噌」(ぬかみそ)の匂いを嗅ぐと元に戻る。

そこから、糠味噌を用いた漬物を【香の物】と呼ぶようになりました。

知っていましたか。


仏さまへのお供えは「香」を第一とします。

そこで仏事には必ず「お焼香」がなされます。

その上、仏さまにお出しする金子(きんす)には

【ご香奠】、【香資】、【お香料】と書きます。

もちろん【御仏前】も使いますが、[御霊前]は仏教では使いません。


お仏壇のお供えは、【香】•【生花】•【灯明】です。

【香】は普段はお線香、仏事には【燃香】(ねんこう)と言って、香炭を火種にして抹香を焚べる。

※お浄土には安らぐ香の匂いが漂っているそう。

【生花】は、お花が私に無常(移りゆく命)を教えてくださいます。

※造花は匂いもせず、姿も変わらないため用いません。

【灯明】は阿弥陀如来のお慈悲の温もりを教えてくださいます。優しい灯は私を和ませます。



❌「水」を供えるのは、[神道]、[真言宗]

❌「お茶」を供えるのは「禅宗」

※生前に好きだったからと言われる方には、ご命日に供物として、とびっきりのものを供えてくださいと超法寺ではお話ししています。

⭕️「水」は一本¥5.000位の何とか還元水(笑)

⭕️「茶」はやはり入間市の最高の狭山茶(爆笑)


大切なご先祖へのお供物ですから、やはり特別であって欲しいとおもいます。

お供えをすること、お参りをすることはもちろんご先祖への感謝のためです。

煩悩具足の凡夫たる私ができる最高の感謝は南無阿弥陀仏を声にしてお称えすることだと知りましょう。


超法寺では、どんな些細なことでもえ聞いて正しく仏事をしていただきたいと思っています。

自分の都合でやるのは楽でしょうが、それぞれには意味があることを二の次にしないようにしたいものですね。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏


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