皆さま、こんにちは。4月も終わりますね。
毎日毎日が早く過ぎ去っていきます。
それほど充実した毎日を過ごせている証拠でしょうか。
おかげさまで今年に入り劇的に葬儀数が増えました。中には直前キャンセルなどもありつつも、ようやく超法寺としてお寺らしくなってきたように感じています。
今まで本当に迷走続きで、寺院運営の素人な私はよく凌いできたとなぁというのが本音です。
さまざまな方々が「師」となり導いてくださいました。
今年は開所五周年を迎え、試行錯誤の日々で自分なりにやってきたことが「芽」を出してくれたのでしょうか。
まだまだコロナ禍であることは何も変わりません。強力な変異種が現れて人々が油断していればまた緊急事態宣言も出されるでしょう。
そうなればまた法務が無くなる事態も十分考えられます。そうなればまた•••苦難は続くかも知れません。
当初は来年の親鸞聖人生誕850年の法要後に軌道に乗れたら•••それまで踏ん張れたら•••と思っていましたから、よくここまでやれたなぁとは実感しています。
しかしながら依然、超法寺の財政基盤は貧弱なままであります。この七年もの間、赤字経営でしたからこれをリセットさせるまでは安心などすることは許されません。
きっと劇的に好転することはないでしょうが、今後も末田らしく誰にでも優しく、温かなお付き合いをさせていただきたいですね。
私を信頼してくださる人たち、法務リピートしてくださる方々に支えられてこそ超法寺は成長していくことができるのでしょう。
昨日、急遽FAXが壊れました。
確かに最近使用頻度が増えましたから仕方ない。ヤマダ電機に行くと「もう電話付きFAXはありません」と言われてしまいました。
複合機は便利だけど高いのがネックでした。
今の超法寺では手が出せなかった。
次にk`s電機へ行くと、一機種だけありました。ブラザーの電話付きFAX。
今までパナソニックのおたっくすだったので機械音痴の私はビクビクしながら購入しました。
トナーが高価でしたが、コストパフォーマンスとしては良いみたいとありました。
連日のFAX受信を考えたらこれも致し方ないのかな。パソコンを買い替える予定がこれが先延ばしになりそうだなぁ。
どうしても消耗品は買い控えが難しいですね。
購入後、FAXの設定にあくせくしております。
プリントアウトにはパソコンでCDROMがどうこうって涙
あ〜、アナログおじさんは頭を抱えています。
誰かデジタル得意な方、このおじさん住職をお助けください。
何か愚痴っぽくなりましたが、まだまだ頑張れそうです。見守ってやってください。
知床観光船事故でまだ見つかっておられない方、そのご家族皆さまにはお辛いことでしょう。お見舞い申し上げます。
ロシアのウクライナ侵攻でご家族を亡くされた方、傷を負った方、その他苦悩されておられる方にも衷心よりお悔やみ申し上げます。
『勝鬘経』〈しょうまんきょう〉には、【如来蔵はこれ如来の境界にして、一切の声聞縁覚〈しょうもんえんがく〉の所知に非ず】
とありますように、如来の本性は仏弟子の声聞などには窺い知る〈うかがいしる〉ことができないと言われます。
私たちは日常生活において各人の意識の違いで物事の受け止め方が異なりますよね。
詩人の小林一茶さんは、『おらが春』に、「おのれらは俗塵〈ぞくじん〉に埋もれて世渡る境界ながら」と、自らの境遇を語っています。
私たちは、お互いに自分を中心にして物事を見て生きているから他人のことがわからない。わかろうとしても実感がわかない。これは致し方ないのです。よりそうという言葉は確かに大切だと思うが、それぞれの境界が違うからね、何とも難しいですね。
『仏説無量寿経』には、
【比丘〈びく〉、仏に曰さく、この義は弘深〈ぐじん〉にして我が境界に非ず】と説かれます。
仏と仏弟子の修行僧(比丘)とでは、境界に相違があるという意味です。
つまりは私と仏とでは認識が全く違うのだから、こちらにおいて仏を語ってみても虚しくなるだけです。
やはりこちらには「真」はあり得ません。
あちらにおいて生きていくことにこそ苦悩を乗り越えていける道があるのでしょう。
それはやはり【南無阿弥陀仏】を称えながらの生活だと私は考えます。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
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