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人間と畜生の違い【貪瞋痴】

皆さま、おはようございます。

いやぁ、寒いですね。ガタブルです。

わんちゃんたちは女性陣は元気にお庭に、男性陣は毛布にくるまっています。


さて、いよいよ今年もわずかですね。

皆さまは、人間らしく生きられましたか?


人間らしく生きるって意味わかりますか?

人間に生まれたから人間らしくとは言いませんよ。


『徒然草』〈58段〉には、

人と生まれたらんしるしには、いかにもして世をのがれんとこそ、あらまほしけれ。

ひとへに貪ることをつとめて、菩提におもむかざらんは、万(よろず)の畜類(ちくるい)に変わる所あるまじくや。


と、あります。


人間と畜類(一般的に動物を言うがそうではない、仏教では。)との違いは、「菩提におもむく心」を持つかどうかにあると言っています。


貪りのみに生きるを【愚か】と言い、現世の楽しみにのみくくられないことが望ましいことだと言われています。


️菩提🟰さとり、さとりにいたる道🟰極楽浄土


貪り🟰仏教で「心の三毒」は貪瞋痴(とんじんち)【貪】とは、むさぼることで、貪欲に際限なくあれこれ欲することです。

動物的欲求や物欲、あるいは金銭欲が強すぎることが、【貪】と言われます。


と言っても、無欲ならばいいわけではなく、向上心からくる「欲」ならばいいのです。


ちなみに【瞋】(じん)とは、感情をぶちまけることを言います。

不快(自分がそう思った)なものに対して激しく怒ったり、妬んだり、恨んだりすることです。

不快と言っても、自らがさらに不快感をぶちまけ、周囲をより不快にさせることです。

※貴方は大丈夫ですか?周りにいませんか?


【痴】(ち)とは無知であると言うことです。

自己弁護に走ったり、常識知らずで自己利益しか考えないようなことです。

つまり「愚かなもの」を指します。


誰がそうだとか言っているのではなく、私や皆さま、つまり人間はすべてこのような生き方をするのだと言うことなのでしょうね。

ニュースで報道されているすべては、ここから起きた事件であります。

だからこそ、仕返しなどしたって悲惨な状況しか起こらないということを承知しておきたいものです。


◉動物は「欲」で生きてはいません。彼らは「本能」で生きているのだから人間のような恐ろしいことは決してやらないのですね。


《人は皆 裁判官 他人は有罪 自分は無罪》


恐ろしや、恐ろしや〜。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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