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執筆者の写真超法寺の住職

「人生のほほえみ」

みなさま、こんにちは。

新年も駆け足でもう一週間が過ぎようとしています。年末年始はいかがでしたか。

何か新たな出来事がございましたか。


私は人生初の両親がこの世にいない新年を迎えています。なんかポッカリ穴が空いたような不思議な日々を過ごしています。

いかに「親」を頼りに、親のために生きてきたのかを痛感しています。

この二人の親は、この愚かな息子に【南無阿弥陀仏】を届けるために生きてくださった、そんな思いがしてなりません。


人は心の底から涙を流し、その涙が尽きたときに新たな自分に気づく


そえ聞かせていただいていましたが、未だにその涙は尽きません。いつになったら尽きるのでしょうか。


出遇い

 あまりに急な別れでありましたが、

 母と子 妻と夫 友だち

 それぞれに いのちといのち

 心と心のふれあった確かな出遇いの中に

 共に生きてきたことを今なお共に生きて

 いることをありがたく思います


遇えてよかった

 なかなか遇えることじゃないのに

 あなたに遇えてよかった

 あえてよかったネ


 大事なことをいのちの輝きを

 教えて下さってありがとう


共に『人生のほほえみ』から



【遇ひがたくしていま遇ふことを得たり】

たまたまでも偶然でもなく、遇うべくして遇わせていただいた我が親、一緒にいた時はわからず好き勝手にたち振舞っていたけど、わがまま私でありました。

二人を見送ってどれほどかけがえのない親であったかを「今」思い知らされています。

後悔なんかするはずないなんて思っていたはずなのにね。


二人を思えば思うほど涙が出ます。

往生してくださったことを喜びながらも、

55年という歳月の長さを思えば簡単に割り切れるほど簡単ではなかったよ。

お父さん、お母さん、このいるま布教所を必ずお寺にしてからお浄土へ私も参らせていただきますよ。だから、次に会ったら「よくやったね」って笑顔で迎えてやってくださいね。


それが長男たる私の切なる願いであります。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ

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