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「キリギリス」のような生き方

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

更新日:2021年10月10日

皆さま、こんばんは。

先日、築地本願寺のご尽力で完成した超法寺リーフレットですがQRコードが変更になり皆さまにはご迷惑をおかけしています。

現在鋭意変更しています。

先ずは入間郵便局設置分から差し替えました。

他は現在、QRコード印刷発注していますのでおいおい訂正します。

超法寺からリーフレットを送らせていただきました方々には後日、改めて訂正した上で築地本願寺倶楽部の申込書と併せて送ります。

ごめんなさい。


さてこの度は、私自身の生き方を憂いつつ「思い立った時が最適だという例え話」をご紹介しますね。

有名なのは「アリとキリギリス」です。

昨夜の大地震で改めて知らされました。

あ、今日は数人から「末田さん、大丈夫だった?」の電話をいただきました。

有難うございます。末田は何とか無事にしています。


本題に戻って、「寒苦鳥」についてご紹介しますね。経典にあります。

雪山に住む寒苦鳥は、夜通し「寒くて死ぬよ」「夜が明けたら巣を作ろう」と鳴くそうです。この鳥は、昼の間は空高く飛び回り、美味しいエサを食べ、さえずり、楽しく遊んで過ごします。しかし、その目先の楽しさに心を奪われて、寒い夜の雪山での自分の巣作りを忘れるのです。

 夜になると、他の鳥たちは皆んな暖かい自分の巣へ帰りますが、寒苦鳥は、帰るねぐらがありません。寒い雪山の下で、「寒くて死ぬよ」「寒くて•••••」「夜が明けたら巣を作ろう」「夜が明けたら•••••」と震えて鳴き続ける。ところが朝になると暖かい太陽が照り、食べるエサも色々あるので、また巣作りを忘れて、食べたり歌ったり、飛び回って一日を過ごす。これを毎日繰り返すのです。

 若い時は老いを忘れて、健康な時は病を忘れ、生ある時は死を忘れて、目先の欲を満たすことに明け暮れする私たち人間の相(すがた)を知らされます。自分を大切にしていますか?自分の欲を大切にしているのでは?

 豊かで快適な生活をすると、人間は先のことを考えなくなります。

 老•病•死•••必ずつまかります。


こんな、例え話です。若い時は、タバコを吸いまくり、お酒を飲み歩いた私、「ジジイになるまでに死んでやる!」などとイキって生きていた私•••お恥ずかしい限りです。

 今じゃ喫煙の後遺症で喘息の薬が手放せなくなりました。浴びるほど飲んできたお酒の代償で肝臓がパンクした30歳。今は生活を変えたから元気な肝臓になりました。それでも生活習慣病に苦しむ日々です。いくら後悔しても手遅れに。それでも病を通してたくさん学びました。

 お聴聞も知らされました。この愚かな私の生き方を知らせる中で自制をご催促くださいます。昨今の新型コロナウィルスについても同じじゃないですか?油断大敵でした。感染しないようにすること。皆さまもこの話をどう聞くかによってこれからの生き方が変わるといいなぁ。

 まだ間に合うよ。老病死は継続中だもの。

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