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執筆者の写真超法寺の住職

つながりを忘れない(で)

皆さま、おはようございます。

今朝は寒いですね。今年もいよいよラスト半月となりましたね。新年に向けて準備されていますか、ら私は例年以上に何もしていません。

あまりにすぐにやることが多くて追いつきません。諦めますか。なるようになりますか。


さて、この世のすべてのものは繋がり(縁起)の中に存在しています。

それがこの世の実相であります。

身の回りを見て所在不明の高齢者がたくさんおられることが報じられます。

そういえば最近では、(誰々が行方不明になりました)と、防災入間の放送を聞かなくなりました。以前は毎日のように放送されていましたこら。


それでも、子どもが親の世話をしない。

死んでも報告しない。(年金搾取)

弔いをしない。(役所任せにする)

全国の児童相談所に児童虐待の届出は年々増えています。

子どもが親を捨てる。

親が子どもを殺す。

親が子どもを虐待する。


一番身近な繋がりが親子のつながりです。

しかし、そのつながりですら、自分の都合、自分の快楽のために断ち切っていこうとする、恐ろしい自己中心の我執、我欲の煩悩を抱えています。

これは他人事ではなく、私もあなたも。(私はおかげさまで両親を見送れました)


皆さまは大丈夫ですか?


私たち人間は繋がりの中に生まれ、繋がりの中に生かされています。

そのつながりを大切にして生きていく生き方が真実の生き方ですよと教えるのが仏教です。

繋がりの深い人がしあわせでなければ、あなたは決してしあわせにはなれません。

生前、祖母がそう話してくれました。


人を傷つけ苦しめたら、必ず自分も苦しんでいくようにこの世はできているのです。

【因果応報】と言います。

しかし私たち人間はいつも自分はそれを忘れて生きてしまうのだから、だからいつまでもしあわせになれないのですね。

これは真摯に仏法聴聞を重ねませんとわかりません。


すべてのもののしあわせを実現しようとはたらくのが仏さまです。


【領解文】りょうげもん


もろもろの雑行雑修自力(ぞうぎょうざっしゅじりき)のこころをふりすてて、一心に阿弥陀如来、われらが今度の一大事の後生、御(おん)たすけそうらえとたのみもうしてそうろう。

たのむ一念のとき、往生一定(いちじょう)御たすけ治定(じじょう)とぞんじ、このうえの称名は、ご恩報謝とぞんじ、よろこびもうしそうろう。この御ことわり聴聞もうしわけそうろうこと、ご開山聖人ご出世のご恩、次第相承(そうじょう)の善知識(ぜんぢしき)のあさからざるご勧化(かんけ)のご恩と、ありがたくぞんじそうろう。このうえは、さだめおかせらるる御おきて、一期をかぎり、まもりもうすべくそうろう。


※旧バージョンがよく領解できるため、こちらを紹介します。


今日も一日、精一杯頑張ります。皆さまも良き日をお念仏とご一緒にお過ごしください。

ナンマンダブツ

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